Cineming's Blog

R6Sのe-Sportsに関する記事を書きます。書いた記事も定期的に情報を更新し、より見やすくなるよう工夫していきます。

チーム紹介: Team Empire

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今回はTeam Empireの歴史紹介です。Empireは皆さんご存知の通りSeason9からPLに昇格したチームであまり歴史がありません。今のロスターを振り返るとY2S4 Six Invitational 2018頃から紹介することになりますが、それだと内容が薄いので今回はいつもと少しやり方を変え、" 現在のチームメンバー5人の各々の歴史に焦点を置きつつチームの歴史紹介をする "とします。最近更新してなかったのでこの記事から読む人も多いだろうし、この書き方の説明の仕方が難しいのでここまで読んで何言ってるのか分からんって人もいると思いますが、分からないままで大丈夫です。取り敢えず読んでください。

1. チームの歴史

" ロシアのサイボーグ軍団 "

⑴ メジャー大会への挑戦

Year1のPL以下の情報は少なく探そうとするならば、ツイッターの情報の山から見つけるしかありません。なので僕が見つけられた時点から紹介することとします。もしかしたらYear1の頃既に小規模の大会に出てたかも〜ってことです。

Y1S4

当時はまだロシアのチーム数自体が少なくPLにロシアのチームはありませんでした。しかしY1S4に行われた第一回Six Invitational EU予選にkarzheka率いるEDVA.eSports、Shockwave率いるRussianSQDという2つのロシアチームが出場しました。

・EDVA.eSports

karzheka、RayzerGM、Boshi、tmp0ne

・RussianSQD

Shockwave、PWN3F、KaMa

これら2つのチームには主に上記の選手が所属していました。この5人はこの後も出てきますが、この後紹介するタイミングがないので先に言っておくとShockwaveとKaMaは現在forZeでチームメイトです。

ちなみにこの大会には他にもMilleniumの前身、Chaosの前身、Playing Ducks、PENTA(現G2)とYear1で猛威を振るっていた強豪たちが出ていました。今でも活躍している選手ばかりです。

 

この6inv予選はCup制であり各日(3度行われるCup)で優勝したチームが決勝トーナメントに進み、そこで勝ったチームが6inv本戦に出場出来るというものでした。しかし2チームともCupでベスト8へ進むも上記強豪に敗れ決勝トーナメント進出ならず。初のメジャー大会への挑戦は厳しい結果となりました。

 

⑵ 初のプロリーグ昇格

Y2S1

Year2に入ってEDVAとRussianQDは合体し新チーム E2 eSportsを結成します。

Pro League Season4 EU Qualifier Roster:

🇪🇪 karzheka (Player)

🇷🇺 RayzerGM (Player)

🇷🇺 Shockwave (Player)

🇷🇺 KaMa (Player)

🇪🇪 FlippySB (Player)

 

FlippySBは現在25歳で今も競技シーンでプレーしており、Russian Major Leagueに出場している選手です。

新たなロシアチーム E2はPL Season4の出場を目指してEU予選に出場します。Year1はCLがなかったので、毎シーズン最初に予選を行い上位チームが前シーズンPL下位チームと昇降戦を行っていた。(毎週決まった時間に試合を行えるような給与体制がしっかりしたチームが少なく、CLをやれる環境ではなかったと言える。Y2S1 → Y2S2でCL制度開始)

さて、E2はまずOpen Qualifier(誰でも出れる予選)に出場しベスト8でDay2に駒を進めると、OPEN予選決勝トーナメントで優勝しFinal Qualifierに進出。初戦でQuantic・Gomfiのチームに負けるもLosers'を勝ち上がり3位フィニッシュ。こうして初めてのPLの出場権を獲得したのです。

(ロシアチーム初のPL出場を果たし喜ぶkarzheka。当時はまだいいねが一桁ですね。)

(E2時代のRayzerGMの配信切り取り。今じゃロシアマフィアなんて言われてます)

 

PL昇格を果たしたE2は初戦Vitalityと対決。当時のVitalityは現PENTAの全身チームでありE2はストレート負け。このタイミングでロスターはE2から脱退しCarbon Sixというチーム名で活動して行きます。そして直ぐにMostWantedというプロチームに加入します。Y2S1当時MWはNAにも1つPLチームを持っていましたが何故か2チーム運営が可能となりました。(当時はこの辺り厳しくなかったのかもしれません) また、MWは公式アカウントを削除した為

MWへ移籍しチームはロスター変更。RayzerGMを元チームメイトBoshiに代えます。

Pro League Season4 EU Roster:

🇪🇪 karzheka (Player)

🇷🇺 Shockwave (Player)

🇷🇺 KaMa (Player)

🇪🇪 FlippySB (Player)

🇷🇺 Boshi (Player)

🇷🇺 RayzerGM (Substitute)

 

この後すぐにRayzerGMはMWに加入したものの何もせず脱退。

移籍、ロスター変更もPlaying Ducksに敗れベスト8で敗退。CLに降格となります。

 

⑶ ROOM FACTORY始動

Y2S2

CLに降格したMostWantedからShockwaveが脱退し残ったロスターもチームから離れます。そしてチーム名をNoNamesとし新たにtmp0neを向かい入れます。

NoNames Roster:

🇪🇪 karzheka (Player)

🇷🇺 KaMa (Player)

🇪🇪 FlippySB (Player)

🇷🇺 Boshi (Player)

🇷🇺 tmp0ne (Player)

 

ほぼY1S4のkarzhekaのチームのメンバーですね。このメンバーでY2S2のCLを戦います。

また、NoNamesの他にもう1つShockwaveの新たなロシアチームがCL本戦に進出しました。ShockwaveらはNew eXistence eSportsというチーム名でCL OPEN予選から出場。

New eXistence eSports Roster:

🇷🇺 Shockwave (Player)

🇷🇺 ShepparD (Player)

🇷🇺 PWN3F (Player)

🇷🇺 MarviN (Player)

🇷🇺 STARBOY (Player)

 

Y1S4のShockwaveの元チームメイトPWN3FとShepparDの3人を中心としたチーム。やっとShepparD登場です。

2017年5月、New eXistence eSportsが小規模なロシア大会で優勝した時の写真。この大会にはOur NamesというチームでJoyStiCKも出ていました。恐らくJoyStiCKにとって最初のオフライン大会だったと思います。

CL OPEN予選を勝ち上がったShockwaveらはCLの昇降戦に進出。そこで見事に勝ち上がりCL本戦出場を決めました。そしてROOMFACTORYというプロチームに加入します。(以下ROOMFACTORY = Rfy)

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二つのチームを同時進行で紹介する形で、いつもより複雑になっていると思うので一旦整理。

✔️Y1S4 Six Invitational 2017 EU予選

・EDVA.eSports (karzhekaのチーム)

・RussianSQD (Shockwaveのチーム)

 

✔️Y2S1 Pro League Season4

Most Wanted RU

(上記karzheka、Shockwaveのチームが合体)

 

✔️Y2S2 Challenger League Season5

・NoNames (ex- MW RU)

・ROOM FACTORY (Shockwaveの新チーム)

 

そしてCL Season5前にRfyにREDGROOVEが加入。REDGROOVEは現在Chaos所属。また、CL半ばにMarviNが脱退し代わりにMagicが加入。

Challenger League Season5 EU Roster:

🇷🇺 Shockwave (Player)

🇷🇺 ShepparD (Player)

🇷🇺 PWN3F (Player)

🇷🇺 STARBOY (Player)

🇸🇪 REDGROOVE (Player)

🇵🇱 Magic (Substitute)

🇷🇺 YaGo (Manager)

 

NoNamesとRfyは同じグループに分けられ直接対決はRfyの勝利。NoNamesは敗退、RfyはCLプレイオフへ進出します。

(グループリーグ初戦、Rfy vs Unnamed)

CLプレイオフの最初の相手はbeGenius、Shaiikoのチームです。RfyはBO3をストレートで敗れ惜しくもPL出場ならず。この時からShaiikoはマクロを使っていた可能性が高いですし、Rfyもマクロ事件の被害者かもしれません。

(ROOM  FACTORY vs beGenius)

 

⑷ 初のCL優勝

Y2S3

前シーズンCL 4位となったRfyはY2S3もCLへの出場権を獲得。また、最下位だったNoNamesのkarzhekaはドイツのCLチームPlanetkey Dynamicsへ移籍します。このチームはHungryを中心としたチーム。つまりkarzhekaとHungryは元チームメイトなのです。

 

Rfyの話に戻します。CL Season5後、一時ロスターから外れていたShepparDが復帰し、STARBOYがチームを脱退します。

Challenger League Season6 Roster:

🇷🇺 Shockwave (Player)

🇷🇺 ShepparD (Player)

🇷🇺 PWN3F (Player)

🇸🇪 REDGROOVE (Player)

🇵🇱 Magic (Player)

🇷🇺 YaGo (Manager)

 

そして始まったCL Season6。この大会にはHungry・karzhekaチーム、Vitality、現Syの前身チーム、Gomfiのチームなどが出場。RfyはグループBに分けられkarzhekaのチームと対戦!元チームメイトと当たることが多いですね笑 そこで勝利しグループ2位でCLプレイオフ進出を決めます。プレイオフではVitality (現PENTA)、dizLown (現Sy)を破り優勝!実は初のCL優勝はY2S3だったのです。

 

そしてPL昇格を決めるための昇降戦に臨みます。このシーズンはShaiikoのせいでbeGeniusが棄権扱いとなったためPL7位 vs CL2位、CL1位 vs CL3位という謎の昇降戦となりました。昇降戦なのにCLチーム同士が戦うって如何なものかと思いますね...。さてRfyは再びVitalityと戦うことになります。しかしリベンジされPL昇格まであと一歩で敗退。CLプレイオフで勝った相手と昇降戦やって負けたからPL上がらないって今考えれば本当に変です。ある意味beGeniusのせいで再びPLに上がらなかったとも言えますね。

 

⑸ CLチーム初のメジャー大会に出場!

Y2S4

CL Season6が終わりMagicが他チームへ移籍します。そこで代わりに加入したのがJoyStiCKでした。JoyStiCKは大会などの経験が殆どなく無名でしたが非常に若い選手でした。

またコーチにP1nkman、サブにSlinkが加入。

Six Invitational 2018 EU Qualifier Roster:

🇷🇺 Shockwave (Player)

🇷🇺 ShepparD (Player)

🇷🇺 PWN3F (Player)

🇸🇪 REDGROOVE (Player)

🇷🇺 JoyStiCK (Player)

🇹🇷 P1nkman (Coach)

🇺🇦 Slink (Substitute)

🇷🇺 YaGo (Manager)

 

JoyStiCKやコーチを迎え入れ新体制となったRfyはSix Invitational 2018 EU予選に出場。まずは全チームが参加するOPEN Ladder予選に臨みます。この予選は誰でも参加でき全チームのうち上位16チームが次に進めるというもの。RfyはMillenium、Vitality、IDKといったPLチームを抑えて4位でフィニッシュ。EU予選 決勝トーナメントに進出します。ちなみにkarzhekaはこの時、STARBOYと共にInvicta Gamingというポーランドチームで出場し12位でした。

(決勝トーナメント進出チーム)

 

 

EU予選からは2チームが6inv本戦に出れた、またRfyは4位通過だったことから決勝トーナメントは比較的格下の相手とぶつかります。RequiemというFalkoのチーム、sO-Onというスペインチーム、Magicが移籍したPatokalipsaを倒し優勝。CLチーム初のメジャー大会出場を決めました。ちなみにもう一方のトーナメントはMillenium、Sy(現Vitality)、IDK、1UP(現ORGLESS)ら強豪揃いだったためRfyは本当にラッキーでした。

(自分以外にもう1人スウェーデン人がSix Invitationalに出場することが決まり喜ぶFabian)

 

6inv出場を決めたあと、シージを辞めることを理由にコーチのP1nkmanが早くも脱退。

Six Invitational 2018 Roster:

🇷🇺 Shockwave (Player)

🇷🇺 ShepparD (Player)

🇷🇺 PWN3F (Player)

🇸🇪 REDGROOVE (Player)

🇷🇺 JoyStiCK (Player)

🇺🇦 Slink (Substitute)

🇷🇺 YaGo (Manager)

 

チームはRussian Championship 2018予選に出場。優勝を決め万全の状態で大会を迎えます。そして6invのグループが発表され、RfyはLiquid、Rogue、Mindfreakと同じグループBとなりました。

初戦の相手はLiquid。格上の相手に第1MAP領事館で善戦しますがNeskに1v4 エースクラッチをされるなどでストレート負け。そして次にMindfreakと対戦しますが、第1MAPを6-5で取るもその後0-5、0-5で呆気なく敗北。初のメジャー大会では1勝も出来ず敗退となりました。

Six Invitational 2018の総合スタッツ表。JoyStiCKはこの大会がPL/CL/Major通してデビュー戦となりましたが、Rating全体最下位でした。ちなみに僕がJoyStiCKたちを知ったのはこの大会です。なのでこれより前の歴史は調べて知ったことをあたかも自分の知識みたいに書きました。

(大会前のShepparD、JoyStiCK、Shockwave)

 

⑹ チーム一新

Y3S1

Six Invitationalが終わって直ぐにREDGROOVEが、Chaosの前身であるスウェーデンチーム "The Swedes" に移籍します。

 

Russian Championship 2018決勝トーナメントはfojiGをStand-inに入れて出場し優勝。この大会は優勝するとEuro Cupというヨーロッパ各国の最強が集まる大会に出場できます。Euro Cupは後で出てくるので頭の片隅に置いといて下さい。

しかしその後すぐPWN3F、Slinkがチームを離れ、残ったShepparD、JoyStiCK、Shockwaveの3人もforZeへ移籍します。そしてfojiGがそのまま入り元チームメイトのkarzhekaが戻ってきます。

forZe Roster:

🇷🇺 Shockwave (Player)

🇷🇺 ShepparD (Player)

🇷🇺 JoyStiCK (Player)

🇷🇺 fojiG (Player)

🇪🇪 karzheka (Player)

🇷🇺 YaGo (Manager)

 

キャプテンはShepparDだったみたいです。forZeに移籍した直後にBKから「forZeは3/5ルールから次CLシーズンに留まることが出来なくなった」と発表されました。PWN3Fが残っていれば残留出来ましたがこの発表の少し前に脱退していました。

 

残留出来ないことが関係してかは分かりませんが様々な理由によってforZeはチームの変更を発表。ShepparDらは新たなチーム探しを余儀なくされました。また、fojiGは脱退、長らくマネージャーを務めていたYaGoはforZeに残りました。

そして新チームの名前をEdenityとしCLには参加せず、Borodaというロシア人を入れてCCS Season3 EU予選に出場します。

CCS Season3 EU Qualifier Roster:

🇷🇺 Shockwave (Player)

🇷🇺 ShepparD (Player)

🇷🇺 JoyStiCK (Player)

🇪🇪 karzheka (Player)

🇷🇺 Boroda (Player)

 

決勝では古巣forZeと対戦。この時のforZeには元チームメイトRayzerGM、現ChaosのVitoline、nameaが所属していました。EdenityはforZeにストレート勝ちで予選を優勝しCCS本戦に進出。

 

そして本戦前にBorodaからnameaにロスター変更します。

CCS Season3 EU Roster:

🇷🇺 Shockwave (Player)

🇷🇺 ShepparD (Player)

🇷🇺 JoyStiCK (Player)

🇪🇪 karzheka (Player)

🇷🇺 namea (Player)

 

CCSはPLに次ぐ長期リーグであり、ESL大会とは違い年齢制限がないため、若い新たな芽と言える選手が多く出場する大会です。Season3には現LSEのAlphama、現NaViのKendrew、現ORGLESSのcry1n、そして現在Empireのdanも現NaVi CTZNと同じチームで出場していました。そんなPLへの登竜門とも言える次世代リーグでEdenityは無双します。

 

⑺ メジャー大会へ再挑戦!

Y3S2

Y3S2に入ってCCSに出場しながら、Six Major Paris EU予選にもEdenityは出場します。EdenityはPL/CLチームではなかったのでOPEN Ladder予選から出場。もうこの時にはOPEN予選に敵なしだったEdenityはダントツ1位通過。予選決勝トーナメント(Stage2)に進みます。初戦の相手はY3S1にCL落ちしたDeathroW。一応リーグ的には格上ではありますがまさかの初戦敗退。初っ端からルーザーズに回ります。しかしEdenityはここから巻き返します。CL予選チームに2連勝した後、ENCE、Chaos、Vitalityと強豪を連続で撃破。Major大会の予選は全試合BO3なのでBO1の偶々勝ったという訳ではありません。この時すでにPL上位に食い込めるレベルの実力があったのです。

 

そして決勝の相手はIDK、現Secretです。

Winners'側の優勝はORGLESSだったのでこの大会のトップ3は全部プロチームに属してないという面白い結果になりました笑

 

さて、第1MAPは国境。JoyStiCKが20キル超えと大活躍も接戦を落とします。

続く海岸線は取るもBO5を1-3で敗北。IDKはY3S2からPLに昇格し、いきなりEUプロリーグで首位を守っていたため当時最も注目されたチームでした。しかしEdenityは5-7、7-6、7-5、0-6と最終MAPは力尽きるも善戦。Six Invitationalでは結果を残せなかったJoyStiCKの大爆発もあってEdenityは一気に注目を集めたのです。

 

⑻ サイボーグ集結、EU大会を蹂躙

Six Major予選で敗れたEdenityはPL昇格を目指してCL予選に出場しますが、その前にロスター変更。nameaが脱退しScytherが加入します。

ScytherはそれまでforZeに居たくらいで競技シーンで目立った活躍はしていませんでしたが、PL昇格に向けた新メンバーに抜擢されました。

Challenger League Season8 EU Qualifier Roster:

🇷🇺 Shockwave (Player)

🇷🇺 ShepparD (Player)

🇷🇺 JoyStiCK (Player)

🇪🇪 karzheka (Player)

🇷🇺 Scyther (Player)

 

いずれPL、6invで蹂躙するメンバーかY3S2で遂に揃いました。EdenityはOPEN予選からの出場ですが1MAPも取られることなく通過。CL Season6ぶりのCL出場を果たします。

 

Y3S3

CLを前にEdenityはTeam Empireへ加入。遂にプロチームへの移籍が決まります。

これまで当然給料0だった訳ですが環境面も改善されベストな状態でCLに臨みます。また、平行して行なっていたCCSは棄権を除くと12勝1敗。唯一負けた相手とex- Methodとプレイオフ決勝で対決します。6-2、2-6、6-2、4-6、6-3と超接戦でBO5を制し優勝。JoyStiCKが大会MVPに輝きました。

そしてCLも連勝に次ぐ連勝。EnD Gamingに棄権した以外全勝し1位通過でプレイオフへ進みました。また、Russian Championship 2018で優勝したことにより出場資格のあったEuro CupがCLと平行して開催。Euro Cupではイタリア、オランダ、ロシア、スペイン、フランス、ドイツ、ポーランドの代表チームが戦うというヨーロッパ版W杯(?)みたいな大会でした。有名どこだと🇷🇺Empire以外には🇮🇹EnD Gaming、🇳🇱Trust Gaming、🇪🇸Giants Gaming、🇫🇷PENTAが出場。賞金も100万円超えとそこそこ規模の大きなオフライン大会でした。この大会でTeam Empireになってから初の敗北を味わいます。その相手は2回戦で当たったGiants Gamingでした。GiantsはスポンサーにVodafoneが付いていてTwitterを調べてみると分かりますがそこそこ大きなチーム。しかしシージ部門は毎回CL予選で負けていて有名ではありません。そんなGiantsに負けたEmpireはLosers'を勝ち上がりPENTAを倒すなどで決勝へ進出。決勝でGiantsにBO3をストレートで破りリベンジ達成。CCSに次いで2つ目の優勝トロフィーをゲットします。

 

⑼ PL昇格も世界中からハッカー疑惑

そしてEuro Cupが終わりEmpireにコーチが加入します。元チームメイトのRayzerGMです。

Challenger League Season8 Roster:

🇷🇺 Shockwave (Player)

🇷🇺 ShepparD (Player)

🇷🇺 JoyStiCK (Player)

🇪🇪 karzheka (Player)

🇷🇺 Scyther (Player)

🇷🇺 RayzerGM (Coach)

 

Empire始動後2ヶ月足らずで2つの大会で優勝。その勢いのままPL昇格をかけたCLプレイオフへ出場します。初戦の相手はEnD Gaming、もうEmpireにとって敵ではありません。6-1、6-0で圧勝。決勝 ENCE戦へ進みます。

 

この決勝戦Empireは2-1でENCEに勝ちY2S1ぶりのPL昇格を決めますが、JoyStiCKが余りにも強すぎたこと、Empireの選手の動きが怪しかったことからチーターを疑われるようになります。JoyStiCKがJoyStiCKしたラウンドを載せまくります。

(最後の突き下げクラッチは特に話題になりました)

ShepparDが遠距離腰撃ちで撃とうとしたり、Scytherが壁超えて敵を追っていたり確かに不自然な動きが目立ち、海外プロのみならず見ていた日本人の多くも疑っていました。

 

こうしてハッカー疑惑が晴れないままPL昇格を決めたEmpireですが、PL前にDreamHack Winterに出場します。EmpireはグループBに分けられMockit(現ORGLESS)、MnM(現NaVi)と対戦。当時貸与という形でMnMに所属していたDokiが大暴れも接戦の末勝利。続いてPLチームのMockitにもストレート勝ち。決勝トーナメントに進みます。初戦の相手はポーランドチームPACT。現NaViのSaves、Kendrew、元チームメイトのMagicが所属。そんな相手にEmpireはまた完勝。そして準決勝の相手はG2でした。これが王者G2との初対戦で最強 vs 最強の大注目マッチとなりました。しかし1-7、3-7と呆気なく敗北。この試合後のLSEコーチ Crapelleのコメントが面白かったです。

Crapelle:

G2 vs Empireを楽しみにしてる人が沢山いたけどなんだよ〜!こんな結果になるなんて予想できた?結局のところLANだから。

まだハッカー疑惑を拭えていなかったEmpireが爆発的に強かったのはオンラインの試合のみだったため、オフラインじゃこんなもんって嫌味かなと思います。(チートはオフライン大会じゃ基本的にバレるので使えない)

そしてこのツイートへの返信。

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KS:

プロリーグでのG2 vs Empire👀

(PLはオフライン)

JoyStiCK:

オンライン + ロシア Ping + いくつかのチート^^

本当にチート使ってたらこんな自虐言わないですよね笑 それと3決でSSGに2-1で勝ちました。

(僕の英語理解力が乏しく間違ってる可能性有り)

 

ここまで Team Empire 2敗。

 

⑽ 立ち塞がるのはただ一つ、王者G2

Y3S4

Y3S4に入ってまずはRussian Major League Season1の決勝トーナメントに出場。予選はもちろん決勝トーナメントも全勝しました。3つ目の優勝トロフィー獲得です🏆

 

Season9はバグまみれでPLが延期しまくりで年が明けます。このタイミングでEmpireにマネージャー Jak2oOが加入。

Pro League Season9 EU Roster:

🇷🇺 Shockwave (Player)

🇷🇺 ShepparD (Player)

🇷🇺 JoyStiCK (Player)

🇪🇪 karzheka (Player)

🇷🇺 Scyther (Player)

🇷🇺 RayzerGM (Coach)

🇷🇺 Jak2oO (Manager)

 

PLとSix Invitational予選がほぼ平行する形で開始。飛ぶ鳥を落とす勢いのEmpireはシージ最高峰のEUプロリーグさえも蹂躙。前半戦を6勝1分で終えました。唯一の1敗はG2。

そして6inv予選は比較的あまり強い相手とぶつからず決勝まで進みLSEと対戦。7-5、7-5と接戦をもぎ取り優勝で本戦出場となります。

オフラインとはいえ安定して圧倒的な強さを見せつけ、ハッカーを疑っていたPLファンを黙らせました。

 

そして来たるSix Invitational 2019!2大会続けての出場となりました。大会4日前に趣味のスケボーを嗜むJoyStiCK。良い顔。

 

この辺りからは覚えてる人も多いと思うので簡単に書きます。

EmpireRogue、IMT、SSGが並ぶグループBに分けられました。EUプロリーグで圧倒的1位のEmpireは当然優勝候補。IMT、SSG相手に苦戦しますがその期待通りストレート勝ちで決勝トーナメントへ進みます。

決勝トーナメントの初戦はLiquid。この試合でLiquidはイェーガーBANという奇策を展開。投げ物を用いてポイント内を殲滅するという綺麗なEmpire対策を見せました。Empireは序盤は苦戦し大会通して初めてMAPを落としますが、その後対応して逆転勝利。準決勝 野良連合戦に進みます。

第1MAPはEmpireの得意な領事館。しかしWokkaさんの忍者ディフューズもあり先制されます。あまりのWokkaさんの怖さにサイボーグもチキって引きすぎました。

(Ramuさんの連続キル)

しかしEmpireはそう簡単に負けません。続く2MAPを取り再び逆転勝利となりました。

 

これまでのEmpireとは打って変わってこの大会の決勝トーナメントは非常に苦戦させられました。しかしそれでもLATAMとAPACの王者を倒し、PLに復帰したそのシーズンで6invというその年最大の大会の決勝に進みました。

 

決勝の相手はもちろんG2。これまでDHでは負け、PLでは引き分け。Empireが唯一勝ったことのない相手です。また、メジャー大会の決勝なのでBO5、そしてこの大会は延長ラウンドに入った場合2点差つくまで終わらないというルールでした。第1MAPは海岸線。両者攻防で3点ずつ取った後延長に突入し攻防1ラウンド交代に。お互い攻撃で取り合い続け10-10。迎えた21ラウンド目にKantoにリスキルされそのまま落とし22ラウンドで敗北。

 

この最長なMAPが終わり精神的にも身体的にも疲労が溜まった中、2MAP目は得意ではない国境。勢いのまま敗れ3MAP目もあっけなく敗北。結果は10-12、4-7、1-7と超熱戦で始まった決勝戦も蓋を開けてみればストレート負けでした。

 

(この大会中に行われた発表でAshからACOGを取り除くことが決まり悲しむJoyStiCK。)

 

(11) da dan dan da dan

Y4S1

激動のSix Invitationalが終わりPLが再開されます。Empireは前半戦圧倒的な成績で終えているのでかなり余裕がありましたが後半戦もそれは止まらず、開幕3連勝。10戦終えて9勝1分、もうこの時点でPL Finalsへの出場権をほぼゲットしていたと言えます。しかし11戦目、PENTAとオレゴンで対決。PENTAがオレゴン世界最強なのもありますが初黒星、無敗記録はストップ。そして次戦はG2と対決。これで4度目の対戦はでしたが再び引き分け。EmpireはこれまでG2に勝ったことはないのです。

 

2戦続けて白星を落としはしたもののPL Finalsの出場が決まったEmpireでしたが、このタイミングでShockwaveをdanにメンバー変更。danはほぼ大会での経験がない選手ですが非常に若い選手。ですがこれまで順調だったEmpireが果たしてロスター変更する必要があるのか疑問視されました。danが18歳になるのを待っていたので中途半端なタイミングで変更となりましたが、この変更は前々から決まっていたものらしく2戦勝てなかったからという理由ではないです。

(Empireの発表ってリンク載せるだけで地味ですね)

New Pro League Season9 Roster:

🇷🇺 ShepparD (Player)

🇷🇺 JoyStiCK (Player)

🇪🇪 karzheka (Player)

🇷🇺 Scyther (Player)

🇷🇺 dan (Player)

🇷🇺 RayzerGM (Coach)

🇷🇺 Jak2oO (Manager)

 

danを入れて最初の試合、LSE戦はクラブハウスでした。LSEが強い、またEmpireはもうFinals出場が決まってるというのもありますが攻撃を一度しか倒せないという結果に終わり敗北。これでEmpire移籍後5敗目となります。最終戦は勝ったものの弱体化との声は後を絶たず。そのままPL Finalsに臨みました。

 

初戦の相手はDarkZero。DZはNAチームですがEUチームに近い戦術のチーム。正攻法を武器にするEmpireとは違ったタイプです。多くの人がEmpireの勝ちを予想しましたが第1MAP銀行でいきなりMAPを落としかけますが延長戦突入。なんとか勝利を掴みました。

第2MAPも取り準決勝に進出。相手はAPAC1位 Fnatic。Fnaticは非常に素晴らしいパフォーマンスを見せました。海岸線では4-7と落としますがAPACの庭、国境では1回戦の野良連合のようなアグレッシブな動きでEmpireを翻弄。Empireは3-7で敗れます。しかし第3MAPクラブハウスでEmpireは7-0で完封。いやいやPLでLSEとやった時負けてたでしょ!と突っ込みを入れたくなるレベルで圧巻な攻めでした。

 

そして再び決勝の舞台へ。相手はNA王者EG。

今大会のEGはとにかく良かった。第1MAPはEmpireのピックマップでしたが、Empireは5-7で先制され、続く第2MAPも3-6まで追い込まれあと1ラウンド取られたら敗北となりました。

色んな都合で簡略化しますが、そのあとはなんやかんやあって逆転勝利。EmpireはPLに昇格したシーズンで世界一を取るという初の快挙を成し遂げました。

ちなみに決勝も第3MAPはまたクラブハウスで圧倒していました。この大会でEmpireとクラブハウスで戦ってはいけないと学ばされましたね。また、Season9 Finals大会MVPはdan。danは初の大きな大会でいきなり大活躍。あのロスター変更は正しいものだったと証明しました。また、試合中基本的に表情を変えないのが特徴的なEmpireでdanは唯一喜怒哀楽を見せる青年でした。

 

PL Season10、Russian Major League Season2でforZeに負けたなどありますが、取り敢えず今回はここまでとします。

 

2. 選手

🇷🇺 ShepparD

〈所属チーム〉

Y2S1: New eXistence eSports

Y2S2〜Y2S4: ROOM FACTORY

Y3S1: forZe / Edenity

Y3S2: Edenity

Y3S3〜: Team Empire

 

🇷🇺JoyStiCK

〈所属チーム〉

Y2S2: Our Names / Quantex

Y2S3: Quantex

Y2S4: ROOM FACTORY

Y3S1: forZe /Edenity

Y3S2: Edenity

Y3S3〜: Team Empire

 

🇪🇪 karzheka

〈所属チーム〉

Y1S4: E2 Esports

Y2S1: Carbon Six / Most Wanted eSports RU

Y2S2: NoNames

Y2S3: Planetkey Dynamics

Y2S4: Invicta Gaming

Y3S1: PENTA Academy / forZe / Edenity

Y3S2: Edenity

Y3S3〜: Team Empire

 

🇷🇺 Scyther

〈所属チーム〉

Y3S2: forZe / OXYGEN / Edenity

Y3S3〜: Team Empire

 

🇷🇺 dan

〈所属チーム〉

Y3S1〜Y3S2: Team BOOST

Y4S1: Team Empire

 

🇷🇺 RayzerGM

〈所属チーム〉

Y1S4: E2 Esports

Y2S1: Carbon Six / Most Wanted RU

Y2S2〜Y2S4: E2 Esports

Y3S1: forZe

Y3S2: 不明

Y3S3〜: Team Empire (Coach)

 

🇷🇺 Jak2oO

〈所属チーム〉

Y2S4〜: Team Empire (Manager)

 

3. 戦績

《ROOM FACTORY》

Y2S4

Six Invitational 2018 EU Qualifier Stage1 1位

Six Invitational 2018 EU Qualifier Stage2 1-2位

Six Invitational 2018 ベスト16

Russian Championship 2018 1位

《Edenity》

Y3S2

Challenger League Season8 EU Qualifier 1位

CCS Championship Series Season3 EU 1位

《Team Empire

Y3S3

ESL Euro Cup 2018 1位

Challenger League Season8 EU 1位

DreamHack Winter 2018 3位

Y3S4

Russian Major League Season1 1位

Six Invitational 2019 EU Qualifier 1位

Six Invitational 2019 2位

Y4S1

Pro League Season9 EU 1位

Pro League Season9 Finals 1位

Y4S2

Russian Major League Season2 1位

 

4. 最後に

最後まで読んで頂きありがとうございました。前回からかなり時間が経ってしまい、記事の書き方や書く上での自分で決めてたルール(文字の大きさ、書く流れなど)も忘れてしまいました。前の記事を見直して、この記事も少しずつ訂正していこうかなと思います。またいつか更新するので読んでください。

 

チーム紹介: Team Secret

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今回はTeam Secretのチーム紹介です。Secretを紹介する上でどこから取り上げるべきか色んな点を踏まえて考えました。考えた結果、このチームの1番最初を遡るとSecretだけじゃなくChaosとPENTAの初期も同時に紹介出来ちゃうのでY1S1から行くことにします!それでChaosとPENTAの紹介記事に、この記事の一部を使うという感じとなります。一石三鳥!

1. チームの歴史

" EUの最強古参集団! "

Aera eSportsのスタート

Y1S1

Secretほぼ関係ないんですが、チームの変遷的に紹介しときます。現PENTAの最初期チームとも言えます。Aeraの最初のロスター

Panix, RevaN, Elemzje, sNKy, unDrr, Ricki

でした。そこから色々あって

上画像のメンバーになり、最終的には以下のロスターになりPL Season1を迎えます。

Pro League Season1 Roster:

🇨🇭 Panix (Player)

🇫🇷 ENEMY (Player)

🇫🇷 RevaN (Player)

🇫🇷 Elemzje (Player)

🇫🇷 Undead (Player)

🇫🇷 ziKo (Manager)

 

Panix、ENEMYはY1S1からPanixが脱退した今シーズンまで、ずーっと同じチームでした。PENTAの詳しい過去はまたPENTAの記事で書きます。PL Season1、Areaは2勝2敗3分のEU5位でした。特に書くこともないのでパパッと行きます。

 

⑵ meepeYのプロリーグ参戦

PL 5位という結果に終わったAeraからUndeadが脱退し、代わりにA1GAが加入します。A1GAは元PENTAのメンバーです。そして、それに続いてRevaNがリアルの事情で脱退してしまい、Aeraは代わりの選手をTwitterで募集します。

そこで加入したのがmeepeYでした。

Y1S2

そしてロスターAera esportsとの契約が満了し脱退することを決めます。チームキャプテンを務めていたA1GAは

自身の専門学校の試験を全て通過したため、Year1はフルタイムでプロゲーマーとして動ける。今年一年頑張り、今後プロゲーマーを自分のキャリアとするか考える。

と発表し新たなチームを探しましたが見つからず、「Search Orga」というチーム名でY1S2のプロリーグに出場します。Search OrgaってのはOrgLess的な意味かな、多分。

Pro League Season2 Roster:

🇨🇭 Panix (Player)

🇫🇷 ENEMY (Player)

🇫🇷 Elemzje (Player)

🇬🇧 meepeY (Player)

🇨🇿 A1GA (Player)

🇫🇷 ziKo (Manager)

 

Season1で5位だったため、昇降戦から出場となりましたが何とか勝利。残留となったSearch OrgaはPL Season2を3勝4分で3位となり惜しくもFinals進出を逃します。(王者PENTAは4位)

 

⑶ Playing Ducks加入!世界2位!

Y1S3

Search OrgaはY1S3に入り、次に所属するプロチームが見つかります。皆ご存知、Playing Ducksです。

PDucksに加入するタイミングでA1GAがPENTAへ再び移籍し、代わりに元々PDucksに所属していたcHaOZ_ZoNEとz1ronicがロスターに加わります。z1ronicはサブとしての登録でした。

Pro League Season3 Roster:

🇨🇭 Panix (Player)

🇫🇷 ENEMY (Player)

🇫🇷 Elemzje (Player)

🇬🇧 meepeY (Player)

🇩🇰 z1ronic (Player)

🇩🇪 cHaOZ_ZoNE (Substitute)

 

一応z1ronicがサブの登録ですが全試合スタメンなのでcHaOZ_ZoNEが実質サブです。PDucksは初戦のENCE戦に敗れるも、その後負けなしの3勝1敗3分で2位となり念願のFinals初出場となります。

 

Finalsへ進んだPDucksは初戦、MostWantedと対戦。6-4、5-6、6-5という超接戦で勝利し決勝へ進みます。

この大会では次シーズン、Y1S4が日本ということで父ノ背中がMacie Jay率いるインフルエンサーエキシビションマッチを行いました。

そして決勝戦の相手はContinuum。現在のEGとRetroですね。EGの記事で詳しく書いたと思うので簡単に書きますが、マッチポイントのセットプレーで自滅してしまい逆転負けしてしまいました。試合を見てもらえれば分かりますが、プロリーグ史上最も超勿体無い試合です。

 

⑷ 世界二位から不調期

Finalsが終わりサブのcHaOZ_ZoNEが脱退し、その一ヶ月後にLackyが加入します。

Six Invitational 2017 EU Qualifier Roster:

🇨🇭 Panix (Player)

🇫🇷 ENEMY (Player)

🇫🇷 Elemzje (Player)

🇬🇧 meepeY (Player)

🇬🇧 Lacky (Player)

🇩🇰 z1ronic (Substitute)

 

Y1S4

Six Invitational 2017の出場権を得ていないPDucksはEU予選から出場。初戦でPENTA(現G2)を破るもEURONICS Gaming、ルーザーズでPENTAに負けてしまい3位で敗退となります。そして予選が終了した1週間後にPanixが脱退します。PanixはPDucksと契約中だったにも関わらず、他チームに加入するために隠れて話し合いをしていたため放出されたとのこと。これによりz1ronicが再びスタメンに戻ります。ただ、これはPDucks側からの声明です。これだけ聞くとPanixが悪者なように思えますが、その後、他選手も続いて脱退していくので何とも言えません。そしてPanix脱退の一ヶ月後にENEMYとElemzjeも続いて脱退します。

2枠空きができたPDucksはEURONICS GamingでSix Invitational 2017に出場していたsno0kenとRenuilzを獲得。まずは昇降戦に出場します。

Pro League Season4 Roster:

🇬🇧 meepeY (Player)

🇬🇧 Lacky (Player)

🇩🇰 z1ronic (Player)

🇸🇪 sno0ken (Player)

🇸🇪 Renuilz (Player)

 

Y2S1

ロスターのうち3人が抜けてしまったPDucksは3/5ルールを守れず昇降戦からスタートとなります。しかしgBots以外の相手に全勝で2位通過。すぐにPL復帰となります。PL Season4でグループBに分けられたPDucksは初戦でPENTAに再び敗れるもkarzhekaやShockwaveが所属していたMostWanted、元チームメイトのPanixら3人が移籍したVitalityを下し、グループ2位でプレイオフへ進出。しかしグループA1位のGifuに敗れ3位決定戦へ。当時は3位までFinalsに出場出来ましたが、gBotsに敗れ4位で敗退。惜しくもFinals進出にはなりませんでした。

 

⑸ sno0ken Knowsへ!

Y2S2

前シーズンが終わった直後にz1ronicをベンチにし、Renuilzとsno0kenの元チームメイトであるSecretlyを獲得します。

Pro League Season5 Roster:

🇬🇧 meepeY (Player)

🇬🇧 Lacky (Player)

🇸🇪 sno0ken (Player)

🇸🇪 Renuilz (Player)

🇸🇪 Secretly (Player)

 

新たなロスターで迎えたPL Season5。再び初戦の相手はPanix率いるVitality。ここをストレート勝ちもSupremacyの台頭によってグループ敗退。Finalsが遠くなっていきます。

 

Y2S3

meepeY達はPlaying Ducksを脱退し、" sno0ken Knows Esports Gaming "という超ダサい名前にEsports + Gamingというツッコミどころ満載なチーム名でやっていくことを発表。また、新たなプロチームを探しているとも重ねて発表しています。

更に、これまで居なかったコーチの枠にFerralが加わります。

そしてその1週間後にサブとしてLeonGidsも加わります。

Pro League Season5 Roster:

🇬🇧 meepeY (Player)

🇬🇧 Lacky (Player)

🇸🇪 sno0ken (Player)

🇸🇪 Renuilz (Player)

🇸🇪 Secretly (Player)

🇬🇧 LeonGids (Substitute)

🇬🇧 Ferral (Coach)

 

新境地でPL Season6を迎えます。グループAに分けられ、前回大会で敗れたSupremacyに勝つもENCEに負けグループ2位通過でプレイオフへ進みます。勿論プレイオフの相手はPENTA。そこそこ善戦するもののストレート負け。3位決定戦ではMilleniumに勝利しますが、このシーズンからAPACが参戦したことで2位までしかFinalsに出場できなくなっており進出ならず。

 

⑹ 次のチーム名はIDK!

Y2S4

結果が出せなかったSKNOWSはチーム名にもなってるsno0kenを止む無くベンチにします。代わりにロスターに加わったのはサブのLeonGidsでした。

そして更にFerralがPENTA(現G2)へ移籍してしまいコーチがいなくなります。

そして、sno0kenが出場機会を求めてOvertime eSportsへ移籍したためチーム名を変えることに。チーム名はsno0ken Knowsからsno0kenが抜けたから" i don't know "。すごいシンプル。こんな理由で皆んながよく知るIDKというチームが生まれました。

Six Invitational 2018 EU Qualifier Roster:

🇬🇧 meepeY (Player)

🇬🇧 Lacky (Player)

🇸🇪 Renuilz (Player)

🇸🇪 Secretly (Player)

🇬🇧 LeonGids (Player)

 

Six Invitational2018への出場権を得るために予選に出場します。まずOpen Ladderを11位で通過し、決勝トーナメントに出場。初戦はsno0kenの移籍先であるOvertimeを破りますが、続く2回戦で1UP (現Mockit)に敗れ、ルーザーズも無かったため敗退。Y1S3以降、本当にFinalsが遠く苦しい結果が続きます。Six Invitational2018予選が終わり、チームにとってオフシーズンが来ます。ここでRenuilz、Secretlyが脱退。

 

1シーズン先に脱退していたsno0ken含むスウェーデン🇸🇪選手3人で新チーム結成のためですね。PLのルールで3/5ルールというのがあり、スウェーデン🇸🇪選手3人が新たなチームを作るとそのチームにPL出場権が移ります。PL出場権はチームではなく選手にあるからですね。

分かりやすく説明すると...

・Y2S3 PL Season6

→ sno0ke Knowsとして出場

meepeY, Lacky, sno0ken, Secretly, Renuilz

・Y2S4 Six Invitational

(3/5ルールはPLのみの話なので6invは含まず)

meepeY, Lacky, Secretly, Renuilz, LeonGids

・Y3S1 PL Season7

→ Y2S3 sno0ken Knowsのメンバーのうち3人以上所属しているチームに出場権が移る。

😨 meepeY, Lacky, LeonGidsのチーム

😆 Secretly, Renuilz, sno0kenのチーム

 

ここでどちらに権利が移るのか問題になったようです。通常ならSecretly達チーム一択ですが、当時はスタメン5人+サブ(Stand-in)2人に3/5ルールが適用されてたようでどっちのチームも権利を主張できたという感じですね。実際に、当初はLeonにも3/5ルールが適用されることを認められています。詳しいことはmeepeYがBK(ESLの人)とのやりとり、この話の流れをツイートしているので見てください。

 

そもそも、この問題が起きた原因はESLがルールブックに3/5ルールについて明確に規定してなかったことです。meepeYは何度もBKを通じてESLと話し合いを行いましたが、sno0kenがLeonよりPLでプレーしていたこと。50%以上のゲームをLeonはプレーしていないこと。これらを理由にmeepeYたちにPL出場権が残らないことに決まります。つまりCL予選から、1からやり直さなければならなくなるということです。

 

⑺ 1からの再出発

メンバーを2人失ったIDKはCL予選に向けて補強します。さっきのURLに載っていましたが、まずsTiZzeとFerralが加入。

Challenger League Season7 Qualifier Roster:

🇬🇧 meepeY (Player)

🇬🇧 Lacky (Player)

🇬🇧 LeonGids (Player)

🇫🇷 sTiZze (Player)

🇬🇧 Ferral (Player)

 

この時のCL予選は2度のトーナメントで決まりました。最初のトーナメントでは特に有名ではないチームに負け1勝止まり、続く2回目のトーナメントで優勝しCL出場を決めました。このロスターではそこまで脅威的ではなかったことが分かります。

 

Y3S1

CL出場が決まり、Ferralがリアルの事情でサブ兼コーチになります。そして新たな選手を再度募集します。

そして2週間後にElemzjeの加入が発表。

Challenger League Season7 Roster:

🇬🇧 meepeY (Player)

🇬🇧 Lacky (Player)

🇬🇧 LeonGids (Player)

🇫🇷 sTiZze (Player)

🇫🇷 Elemzje (Player)

🇬🇧 Ferral (Coach)

 

迎えたCL Season7はグループBに分けられ、Supremacyと同じ組となります。Syとは競りますが全試合ストレート勝利で昇降戦へ。Elemzje加入から一気に強くなります。昇降戦の相手はOplon。もう解散したチームですがaPPROXやspokeNのチームです。それでもIDKは圧勝でPL昇格。1シーズンでPL復帰となります。この頃にはLeonGidsはEUを代表するエース選手になってました。

 

⑻ PLチーム IDK好調のスタート

Y3S2

Y3S2に入ってFerralがPENTA(現G2)へ移籍します。代わりにコーチとしてHelbeeが加入しPLへ臨みます。IDKはEUのチームですがHelbeeはカナダ人です。Helbeeは選手としても活躍してた経験があり、現ExGの昔のチームメイトでもあります。

Challenger League Season7 Roster:

🇬🇧 meepeY (Player)

🇬🇧 Lacky (Player)

🇬🇧 LeonGids (Player)

🇫🇷 sTiZze (Player)

🇫🇷 Elemzje (Player)

🇨🇦 Helbee (Coach)

 

Y3S2はPL Season8とOGA PIT Season1、Six Major Paris、DreamHackに出場。超大忙しのシーズンです。

まず順番に行きますが、OGAはCL落ちしたENCEに初戦で負けて、そのまま棄権。OGA Season1は3チームが棄権しました。PLに集中するためですね。そしてPLでは開幕から3連勝と流石の勢い。CL圧勝したチームはPLでもかなり結果出しますよね。前半戦を4勝1敗2分でフィニッシュ。PL昇格したばかりのチームとしてはかなり好調なスタートです。(PLはParis予選、DH、OGA全てと平行して行われたので先に終わった訳ではないです。説明し辛いので先にPLについて書きました)

そしてSix Major Paris予選にもPLと平行して出場。無名チームを2つ破った後、Vitalityを撃破しWinners決勝へ一気に進みます。しかしBO5でOrgLess(現NaVi)に大差で敗れLosers'決勝へ回ります。何度も話してることですがこの試合がアツかったです。IDK vs Edenity(現Empire)。JoyStiCKが一気に注目されるようになった試合ですね。僕自身、RfyからJoyStiCKは見てましたがこんなにヤベエ選手だったんだってのをこの試合で気づかされました。第1MAPの国境からJoyStiCKが大暴れで20キルとかします。ただ、IDKが3-1でBO5を制しParis出場を決めました。当時のEdenityにはScytherが加入してなかったのもありますね。また次の記事でEmpireについては詳しく書きます。

 

そしてDreamHack Valencia 2018にも出場。優勝チームにはParisの出場権が与えられた大会です。IDKは既に権利がありましたが出場しました。まずグループ予選ではNiPに負けたもののMockit(現PENTA)に勝ち決勝トーナメント進出。そして決勝トーナメントでRogue、そしてPENTA(現G2)を下したのが超話題になりましたね。その勢いのまま決勝戦 Vitalityに圧勝し優勝。この優勝で一気にParisの優勝候補へと注目されるようになりました。

この頃はまだアマチュアチームだったのでユニフォームもなく、PLチームでは唯一私服で来てましたね笑 IDKにとって初のオフライン大会でしたが、この露出によってIDKはぽっちゃりチームなんだなと印象付けられたと思います。ENCEがちょうどCL落ちし、ぽっちゃり改革をした頃なので新たなぽっちゃり代表チームですね。

 

⑼ Secret移籍! Parisベスト4!

そしてParisの出場チームが出揃い、グループ分けがPLの試合後に配信にて行われました。このグループ分けの際に、Secretのロゴがわざとかミスかは分かりませんが後ろに出ます。

これを見てTeam SecretがR6Sに参戦!と話題になり、OrgLessかIDKかなと予想されました。

そしてParis前、最後の試合PL Season8 Day7。この試合に勝利したLeonGidsが試合後インタビューで「8月1日は楽しい日になる」と述べました。

SecretはIDKとみんな確信。強豪チームでありながら、中々新チームが決まらなかったIDKにようやく発表が来ます。そして来たる8月1日。IDKの5人が同時に配信をスタートし、この動画をTwitchにて流しました。

Secretはこういう動画作りが上手いですよね。SSGとSecretが1、2を争うと思います。

 

IDKのメンバーはそのままSecretに移籍しParisへ挑みます。PLでは僅か1敗、DHでは優勝と強豪チームとして知れ渡ったIDKですが、Paris前のキャスター・アナリスト達によるランキングでは全体3位でした。王者G2、前シーズン世界一Liquidに次ぐ3位。PL昇格して1シーズン目でこんなに評価が高いのは今季EmpireとSecretだけです。

 

SecretはグループDとなります。世界ベスト4 Rogue、LATAM1位 FaZe、EU予選1位 OrgLessと格上と言える相手が揃う、まさに地獄のグループ。しかし初戦のRogue戦で敗れはしたもののOrgLessにリベンジを果たし、2位決定戦でFaZeにもストレートで勝利。見事グループ予選を突破します。そして迎えた決勝トーナメント。初戦は野良連合を下したVitalityでした。EU予選で圧勝している相手なだけに圧勝。準決勝へ進みます。そして次の相手はG2。

DHで倒した相手ではありますがG2は同じミスは繰り返しません。2-6、3-6で敗れベスト4で敗退。とはいえPL昇格僅か1シーズン目で大健闘です。

岡本さんがリプで貼って下さったIDKのパネルです。既にSecret参戦が決まっていたはずなのに何故かあったみたいです笑

 

(10) 好調から一転。

Y3S3

Parisが終わり、最初の大会はDreamHack Montreal 2018でした。この大会も6invの出場権がかかった大事な大会。ビッグチームに加入したmeepeY達は🇨🇦へ乗り込みます。グループリーグはブラジルチーム、Bootkamp(現INTZ)を相手に苦戦するも突破。決勝トーナメントへ進みます。正直、当時のSecretはParisでベスト4といったようにEGとRogue以外、🇺🇸チーム敵なしくらいに思ってました。しかし初戦でいきなりSK Gaming(現DarkZero)に敗北。BKGと苦戦、SKに敗北とファン達の期待を裏切る大会となりました。

 

完全に勢いを失ったSecretはPL後半戦も苦戦します。後半戦7試合を2勝1敗4分。負けはしなかったものの中々勝ちきれない試合ばかりでした。後半戦はMockit(現NaVi)の勢いが凄まじく大逆転を食らってしまい3位フィニッシュ。僅か1pt差でFinals進出を逃しました。現在PL Season9を苦戦してますが、もうY3S3の時点で何かがおかしかったのが分かります。勢いがあれば対策されるのは当然。G2やEGのように強豪の地位を守り続けるのは中々難しいのが分かりますね。SecretのPL Season8は6勝2敗6分。たったの2敗でもFinalsに出れないEU恐るべしです。

 

Y3S4

その後、Finalsに出ないSecretはイギリスの大会 ESL Premiership Winter 2018に出場。PLチームがSecretのみなので圧勝で優勝します。しかしPL Season9、Six Invitational予選と大きな大会では中々勝てません。

まずSix Invitational 2019 EU予選ではLeStreamに敗北、続けてLosers'ではCL予選チームforZeにストレート負け。本戦出場どころか5位敗退。そしてPL Season9でもG2に勝ったものの他6試合を全敗。PL昇格した頃の強さはもう何処へやら。ここまで勝てないのが続くと、正直に言って今のSecretの弱さは偶々なんかではなく実力と言わざる終えません。

 

流石にここまで勝てないSecretは、Y3S1に今のメンバーになってから初となるロスター変更することを発表。sno0ken KnowsからのメンバーLackyが脱退となります。

 

代わりの選手についてLeonが意味深なツイート。

どう見てもPanixにしか見えませんよね笑

 

Lackyを放出したSecretは現在行われているESL Premiership Spring 2019に出場するためにイギリス人を急遽補強します。イギリスの大会なのでメンバー5人のうち3人イギリス人である必要があるからです。そこで加入したのはPlebmaです。この時はまだStand-inという形でしたがその後正式にサブとなります。

 

Leonの画像、わざわざイギリス人を補強したということは新加入の選手はイギリス人ではないということからPanix説が超濃厚でしたが、新たな選手はFonkersというフィンランド人の選手でした。元MnM所属の選手でCL予選にも出場。決して有名な選手ではないですね。あと今のところは太ってないです。

New Pro League Season9 Roster:

🇬🇧 meepeY (Player)

🇬🇧 LeonGids (Player)

🇫🇷 sTiZze (Player)

🇫🇷 Elemzje (Player)

🇫🇮 Fonkers (Player)

🇬🇧 Plebma (Substitute)

🇨🇦 Helbee (Coach)

 

Fonkersがどうあれ、Secretにとって初のロスター変更。もうこれ以上悪くなることは成績的にはないのでこれを機に再びEUトップチームとなれるか楽しみです。

 

2. 選手

🇬🇧 meepeY

〈所属チーム〉

Y1S2: Search Orga

Y1S3〜Y2S2: Playing Ducks

Y2S3: sno0ken Knows Esports Gaming

Y2S4〜Y3S1: i don't know

Y3S2: i don't know / Team Secret

Y3S3〜: Team Secret

〈経歴/特徴〉

meepeYはY1S2から第一線で活躍している古参選手です。EUはPENTAとENCEが長期に渡って支配していたのでY1S3以降中々日の目を浴びていませんでしたがTeam Secretに加入し一気に有名プレイヤーとなりました。meepeYといえば、Y3S1 PL Finals直後にPL振り返り配信をしたところ、Rainbow6公式がホストしたことで6万7千もの人がmeepeYの配信に集まったのが印象深いです笑

あと「何!?」ツイート

 

🇬🇧 LeonGids

〈所属チーム〉

Y2S3: sno0ken Knows Esports Gaming (Substitute)

Y2S4〜Y3S1: i don't know

Y3S2: i don't know / Team Secret

〈経歴/特徴〉

LeonはY2S3に突如PL出てきた選手です。その時はサブだったため、PLにはENCE戦 1試合のみの出場。sno0kenの代わりに出場したためサポート役でした。その後、sno0ken脱退を機にスタメンに。EU随一のフラッガーへ成長します。

 

🇫🇷 sTiZze

〈所属チーム〉

Y2S1: Barrage eSports

Y2S2〜Y2S3: Millenium

Y2S4: Millenium (Substitute)

Y3S1: i don't know

Y3S2: i don't know / Team Secret

Y3S3〜: Team Secret

〈経歴/特徴〉

sTiZzeはYear2からPLに出てきた選手です。Milleniumを経てIDKに加入。チームのサポート役です。

 

🇫🇷 Elemzje

〈所属チーム〉

Y1S1: Area eSports

Y1S2: Search Orga

Y1S3〜Y1S4: Playing Ducks

Y2S1〜Y2S2: Team Vitality

Y2S3: Supremacy

Y2S4: Millenium

Y3S1: i don't know

Y3S2: i don't know / Team Secret

Y3S3〜: Team Secret

〈経歴/特徴〉

ElemzjeはPanixが最初に集めたチームのメンバーです。Y1S1から活躍してるSecret内で最も経歴の長い選手。meepeYとはYear1で同じチーム、一旦Panixとともに移籍するもIDKに移籍し再びチームメイトとなりました。

 

🇫🇮 Fonkers

〈所属チーム〉

Y3S3〜Y3S4: MnM Gaming

Y4S1〜: Team Secret

〈経歴/特徴〉

MnMで活躍していたもののCL含めてPLへの出場は今回が初。完全に未知の選手です。とはいえmouzのSlebbeNやGomfiなど競技シーンの経験値が低い選手でもいきなり活躍しているケースも多いのでどうなるか楽しみです。特にフィンランド人はこのゲーム超強いですしね笑 誰それって方も多いと思うのでTwitterアカウント貼っときます。

 

🇬🇧 Plebma

〈所属チーム〉

Y3S4〜: Team Secret (Substitute)

〈経歴/特徴〉

全く知りません。イギリス大会 Premiership Springのために急遽加入した選手ですが、それ以前のイギリス国内大会にも出場してる経歴もなく、多分Secretメンバーの仲良い友達とかじゃないかなと思います。分かりません笑

 

🇨🇦 Helbee

〈所属チーム〉

Y1S3〜Y2S2: Eanix

Y2S1: Eanix / FlipSid3 Tactics (Substitute)

Y2S2: FlipSid3 Tactics

Y2S3: Vertical Gaming

Y2S4〜Y3S1: 無所属

Y3S2: i don't know (Coach) / Team Secret (Coach)

Y3S3〜: Team Secret (Coach)

〈経歴/特徴〉

コーチとして活躍してるHelbeeですが、Year2まで選手としてアメリカチームで活躍していました。Y1S3ではプロリーグに出場していましたし、サブではありますがF3にも所属していました。IDKよりコーチとして活動しています。

 

3. 戦績

《i don't know》

Y2S4

Six Invitational 2018 EU Qualifier ベスト8

Y3S1

Challenger League Season7 EU Qualifier #1 ベスト12

Challenger League Season7 EU Qualifier #2 1位

Challenger League Season7 1位

Y3S2

OGA PIT Season1 EU 8位(棄権)

Six Major Paris EU Qualifier 2位

DreamHack Valencia 2018 1位

《Team Secret》

Six Major Paris ベスト4

Y3S3

DreamHack Montreal 2018 ベスト8

Pro League Season8 EU 3位

Y3S4

ESL Premiership Winter 2018 1位

Six Invitational 2019 EU Qualifier ベスト6

 

4. まとめ

久しぶりの投稿となってしまい申し訳ありません。Secretの成り立ちからではなく、遡りすぎてあんま関係ないところから紹介しちゃいました。PENTAやChaosの紹介でも同じ文章使うと思うので、その時飛ばして貰えればと思います。SecretもEmpireのように突然出てきたチームと思われがちですが、そんなことはないよということが分かったと思います。今こそ不調ですがここで建て直せるかどうかが、最前線で戦っていけるかどうかの踏ん張りどころですね。Y4S1のSecretは非常に重要な局面に立っていると思います。ロスター変更もしましたし楽しみです!

また、TwitterのDMの方でプロリーグ、R6の競技シーンにおける質問何でも受け付けてます。一つ分からない事があると色々混乱してしまいますし、PLってかなり複雑なので気軽に簡単な事でも良いので聞いて下さい。そして、今回の記事もミスや誤字、間違いなどあればコメント、DMまたはリプで教えて頂けると嬉しいです。では、また次の記事も宜しくお願いします!

 

Twitter: @Cineming

 

チーム紹介: GiFu eSports

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EU第二弾はリクエストがあったENCEです。ENCEはG2同様、Y1S1から歴史があり書く前から超長い記事になる予感がプンプンしてます。ENCEの前はGiFuというチームでそっから書いていきます。また、G2とは違い世界王者、そしてCL降格と非常に紆余曲折な歴史があります。また、ENCEはフィンランド人中心のチーム、というかCL降格が決まりKantoの代わりにGomfiが加入するまで全員フィンランド人で構成されたチームです。取り敢えずここで言うこともなくなったので早速始めます!

1. 経緯

" Year1、2全てFinals出場 "

(1) GiFu eSports結成

Y1S1

プロリーグが始まる前、現在ENCEのマネージャーであるProtaXとWillkeyの二人を中心にフィンランド人のチームを作ります。それがGiFu eSportsでした。初期メンバーは以下。

ProtaX, jNSzki, Willkey, Bounssi, macle, Ez_Loss, Keittiomestari (ESL Historyより)

この当時のWillkeyのツイートも消されてましてイマイチ情報が掴めませんが上手いフィンランド人集めたチームだったのかな。(誰か教えて下さい)

知ってる方も多いと思いますが、現在G2のjNSzkiは元々GiFuなんですね。まあ今はそれを一旦置いて次行きます。

Pro League Season1 Roster:

🇫🇮 Willkey (Player)

🇫🇮 Bounssi (Player)

🇫🇮 ProtaX (Player)

🇫🇮 jNSzki (Player)

🇫🇮 Keittiomestari (Player)

🇫🇮 Ez_Loss (Substitute)

🇫🇮 macle (Substitute)

 

さて、第一回プロリーグが始まります。まず初っ端でgBotsに負けますがその後6試合を無敗の3勝3分で終え、PENTAに次いで2位でFinals進出を決めます。下の二人は一応サブとしましたが、試合出てるので実質7人でスタメン回してます。

そしてFinalsの初戦はNA1位のOrbitでした。KiXが選手として活躍していたチームですね。NAのレジェンドチームです。このOrbitのチーム紹介も書いてあるので良かったら見てください。もう見た方は知ってると思いますが、Season2 FinalsでもGiFuとOrbitは対戦します。

https://www.cineming.work/entry/TeamOrbit

GiFuは第1MAPを取られるものの続く2MAPを勝ち取りOrbitを下します。しかし、決勝でPENTAにストレートで敗北し世界2位でSeason1終了。

 

⑵ Vapo加入、世界一へリベンジ

Y1S2

Season1が終わりGiFuにVapoが加入します。またmacle、Ez_Lossがロスターから外れてます。ESLの登録は8月・12月ごろにキックされてますがもう出てないのでここでおさらば。

Pro League Season2 Roster:

🇫🇮 Willkey (Player)

🇫🇮 Bounssi (Player)

🇫🇮 ProtaX (Player)

🇫🇮 jNSzki (Player)

🇫🇮 Keittiomestari (Player)

🇫🇮 Vapo (Substitute)

 

一応、VapoがサブですがVapo含めた6人で回しています。これも実質スタメン6人ですね。GiFuはYunktisに負けるもののPENTAなどに勝利し4勝1敗2分で2位通過。続けてFinals出場を果たします。そしてFinals前にjNSzkiがロスターから外れます。

Pro League Season2 Finals Roster:

🇫🇮 Willkey (Player)

🇫🇮 Bounssi (Player)

🇫🇮 ProtaX (Player)

🇫🇮 Keittiomestari (Player)

🇫🇮 Vapo (Player)

 

この新たなロスターでFinalsを迎えます。今回の初戦は再びNA1位 Orbit。

第1MAPを取りますが、今度は反対に逆転負けを喰らいベスト4で敗退。また世界一にはなりませんでした。

 

⑶ 最強 SHA77E加入 EU1位!

Y1S3

2シーズン続けてEU2位と強豪チームの地位を確固たるものにしたGiFuですが、ここでjNSzkiに変わる選手としてSHA77Eを獲得します。

Pro League Season3 Roster:

🇫🇮 Willkey (Player)

🇫🇮 Bounssi (Player)

🇫🇮 ProtaX (Player)

🇫🇮 Vapo (Player)

🇫🇮 SHA77E (Player)

🇫🇮 Keittiomestari (Substitute)

 

これも実質スタメン6人です。Year1ってあんまりレベル高くないし、まだプロとして専念してる選手が少なかったからか6人で回してるとこも目立ちます。そしてGiFuは無敗の4勝3分で見事EU1位!再びFinalsへ進出します。FinalsはProtaXの代わりにKeittiomestariが出ました。初戦はcTm。第1MAPをGifuが取りますがその後逆転負け。Pro Leagueって第2MAP取った方が勝ちますよね笑 EU1位通過でしたが今回もGiFuはベスト4です。

 

Y1S4

GiFuはSix Invitational 2017へcTmと一緒に招待されました。多分、cTmはSeason3で世界一になったからでGifuはEU1位だったからかなと思います。また、Invitational前にGiFuは特に変更せず臨みます。cTmとGiFuはシードなので準決勝からのスタートでした。GiFuの初戦の相手はNA予選1位のeRa。SlashugやAvian達ですね。

Willkeyの1v3クラッチもありましたが、GiFuはeRaに最終MAPの末、敗北。またベスト4止まりです。

 

⑷ GiFu 最強の布陣へ

Y2S1

GiFuは世界で唯一全シーズンFinalsに出場も、3シーズン連続ベスト4止まり。一気にロスターを変えます。Vapoを外しKantoraketiiとpannariを加えます。

(多分、当時のGiFu公式垢の現在がこれですね。だから名前はENCEだけど、GiFu時代のこともツイートされてる)

Pro League Season4 Roster:

🇫🇮 Willkey (Player)

🇫🇮 Bounssi (Player)

🇫🇮 SHA77E (Player)

🇫🇮 Kantoraketii (Player)

🇫🇮 pannari (Player)

🇫🇮 ProtaX (Substitute)

🇫🇮 Keittiomestari (Substitute)

 

GiFuはPENTAと同じように、ここから暫くスタメンは変更されません。また、ここからGifuは"チーム ポッチャリ"という異名が付きます。イケメンBounssi以外の4人、Willkey・SHA77E・Kanto・pannariは控えめに言ってもポッチャリ。Kantoとpannariはどう優しく言ってもデブです。ちなみにKeitiiomestariってフィンランド語でシェフって意味らしいです、彼もデブです。僕GiFuのメンバーしかフィンランド人知らないので、Gifuメンバーから統計学に基づいてに考えてみましたが、フィンランド人男性の9割はデブです。(この辺全部冗談です、ごめんなさい)

そしてPL Season4が始まります。GiFuはグループAに分けられ、まずはBarrage eSportsと戦います。Barrageは元EnvyのQuanticが所属していました。マレーシア人ですがY1S4のInvitationalで実力を買われたからでしょうか、この時EUのチームに在籍してました。このBarrageは今CCSに出てるUnnamedというチームの昔のチームです。GiFuは5-0、5-0と圧勝し続くgBotsも破りEUレイオフに進みます。相手はPDucks、ここも圧勝。決勝はPENTAでしたが惜しくも敗れ2位でFinalsへ進出します。

Finalsの初戦はBlack Dragons。今のLiquidの前身チームです。G2の記事でメンバー書いたので飛ばしますがGiFuは2-5、6-4、2-5で敗北。ベスト8で散ります。

 

⑸ ENCE eSportsへ移籍!

Y2S2

Season4が終わり、特にメンバー変更がないままSeason5を迎えます。GiFuはグループBに分けられます。初戦の相手はunKnights。その後のOplon、DeathroWですね。第1MAPを取られますが何とか勝利。続くWinners' matchに進むのですが、その前に!

ENCEに買収され、メンバーがそのまま移籍します!Keitiiomestariはいませんね、またProtaXがManagerとなります。またサブとしてSneakyFernandezが加入。

New Pro League Season5 Roster:

🇫🇮 Willkey (Player)

🇫🇮 Bounssi (Player)

🇫🇮 SHA77E (Player)

🇫🇮 Kantoraketii (Player)

🇫🇮 pannari (Player)

🇫🇮 SneakyFernandez (Substitute)

🇫🇮 ProtaX (Manager)

 

ENCEとしての初戦はグループ予選2回戦のMillenium戦。接戦でしたが勝利。EUレイオフへ進出。プレイオフの相手はSupremacy(BiBooら旧Vitality)でした。また接戦でしたが勝利。決勝、PENTA戦に進みます。この時のPENTAは既に再び世界王者となっていましたが3-5、5-3、5-3で勝利。1位通過でFinalsへ進みます。

Finalsの初戦はElevate。Elevate全盛期の頃ですね。第1MAPを取りますが負け。やっぱり第2MAP取った方が勝ちます。オフラインのBO3は同レベルの場合、メンタル的なものかなり大きいですしね。

SHA77EのMira神プレイ。SHA77EのMiraは1000回クラッチしたことあると言われてるので数ある中の一つに過ぎませんけどね!

 

⑹ 悲願の世界王者に!

Y2S3

唯一の6度全てのFinals出場チームも世界一は一度も獲得出来ず。7度目のリベンジとなります。そして特に変更もなくSeason6が始まります。ENCEはグループAに分けられます。まずMysterious Monkeysと対戦。MMは今のKS達Mockitですね。MMに5-1、5-0と圧勝したENCEは続いてsno0ken Knowsとぶつかります。ENCEはsKNOWSにも5-1、5-2で勝利。そしてプレイオフもMilleniumに5-1、5-1でFinals進出確定。PENTAに次いでEU2位の地位を確固たるものにしたENCEはもはやEUでPENTAを除いて敵無しです。そんなENCE相手でもPENTA戦は2-5、2-5と力及ばず。EU 2位通過となります。

何か淡々と結果だけ書く流れになってますが如何せんロスター変更ないので許して下さい。こっからのENCEは過去一番起伏ある展開になります。ではまずはFinals。初戦はEGとの対戦。cTmがEGになっての初めての試合ですね。第1MAPはENCEが取りますが、第2MAPをEGが取り返します。ここまで第2MAP取った方が勝つジンクスが続いてましたが、タイトルにある通りENCEは優勝してるので当然EGを倒します。この時のENCEはめちゃめちゃ強いです。SHA77E・Kantoの二人がとにかく化け物。Kantoはこの大会で一気に世界トップレベルに注目されるようになりましたね。

第3MAP ラウンド1のSHA77E Miraクラッチ。第2MAPを接戦の末取られ流れを持ってかれるような状況で一気に覆しました。SHA77EやKanto、Penguに言えますが嫌な状況を一気に変える力がありますよね。野球で言えば四番の一発で一気に流れを掴むんです。

nvKはこういうデスしがちです。

Bounssi・Kantoの2v4クラッチ。EGはしょっちゅうクラッチされます。イライラします。

接戦の末、勝ったENCEは準決勝でFonttと対戦。今のFaZeで、まだSilenceがLiquidに移る前ですね。Finals(オフライン)で喧嘩しちゃうFontt相手に絶好調のENCEは5-0、5-3と快勝。

Bounssi スモーク 1v3クラッチ。喧嘩しちゃうFonttはまた紹介するとしてENCEは決勝に進みます。決勝はPENTA...じゃなくてBlack Dragons。南米パワーでPENTAは準決勝で敗れました。

PENTAを倒した直後の会場です。超アウェーですね。ENCEはFontt戦に続いてこんな会場で試合をすることになります。

決勝はPENTAを倒したBDが勝つ予想が多かったです。しかし、Kantoが決勝でも大爆発!!

勢いに乗ったままENCEはストレート勝利で優勝!この大会で取られたMAPは初戦のEG戦だけ!圧巻です!

優勝の瞬間!優勝した瞬間と思えないくらい会場ひえっひえです。さっきまでブブゼラ鳴らして発狂してたブラジルサポーターがお通夜のように静か笑

今大会3試合、計7MAP通してのKantoのキルレは2越え。世界No.1の舞台でこの成績ですから化け物です。

何はともあれWillkeyとBounssiはY1S1からこのチームでPro League出続けて7度目にして優勝ですからね、感動的。Willkeyの男泣きが話題になりました。

 

⑺ SHA77EがPENTAへ移籍

Y2S4

優勝から20日後、朝起きて学校行く前にふとTwitterを見たら

?!?!

シージ史上最大の移籍でした。

1シーズン世界一を逃したとはいえ、その前は2シーズン連続王者PENTAが何故KSとSHA77Eを入れ替えたのかについてFabianが述べています。(G2の記事に書くべきでしたが忘れました。なのでここで書いて誤魔化します。)

今回のロスター変更について

まず、Finalsでの敗北や人間関係が変更の理由ではありません。

変更の最大の理由はKSが長期に渡ってある問題を抱えていたからです。KSはスタッツ、統計的に見れば優秀な成績を常に収めていました。しかし彼はより力強く、やらなければならないことを自ら行えるようになる必要がありました。しかし彼は修正することができませんでした。KSを変更することについて選手達で投票した結果、変更することに決まり本人も承諾済みです。

新たな選手を探す中でSHA77Eは相談した候補の一人でしたが、最初に話を振った選手ではありません。しかし、彼はKSと非常に良く似た役割を担っていた。(ミラやバックかな?) そして契約上、SHA77EはPENTAに加入出来ることが分かり本人も入りたいとのことで合意した。

(English "Cineming" Noob訳)

ということでSix Invitational 2018前にENCEは1枠空いてしまいます。そこで加わったのがUUNOでした。

Six Invitational 2018 Roster:

🇫🇮 Willkey (Player)

🇫🇮 Bounssi (Player)

🇫🇮 Kantoraketii (Player)

🇫🇮 pannari (Player)

🇫🇮 UUNO (Player)

🇫🇮 SneakyFernandez (Substitute)

🇫🇮 ProtaX (Manager)

 

UUNOはENCE加入前はPENTA Academyに所属してました。何にせよ、PENTAにエースが移籍したのに代わりに入ったのがPENTAの二軍みたいなとこの選手。UUNOはそれまでPro League経験も無いですし、おいおい大丈夫かよってなりますよね。でも不安が残ったままSix Invitationalが始まります。初戦はNA予選1位のeRaでした。今は亡きObeyの前身チーム。5-3、6-5と前シーズンの最強ぶりは全くありませんがストレート勝ち。続いてFaZeとぶつかります。FaZeはFonttからFaZeになって初めての大会ですね。ENCE、コテンパン(5-0、5-1)にやられます。前シーズン王者がこんな悲惨なやられ方すること中々無いです。それくらいSHA77Eの存在は大きかったんですね。次にENCEはeiNsと対戦。第1MAPを取られるなど押されはしたものの勝利。Finalsへ進出します。FinalsではいきなりPENTA(現G2)と戦いましたがストレート負け。ベスト8で敗退。この負けがある意味ENCEの一時代の終結となります。

 

⑻ 一時代の終わり

Y3S1

Year3に入りPro League Season7が始まります。特に変更もないのでササっと行きます。まず、グループBに分けられます。グループBは1UP(現Mockit)、Vitality、Digital Chaos(現Chaos)でした。初戦は1UP戦でしたが、4-6、4-6で敗北。Losers MatchでDCに負けたVitalityとぶつかります。しかし、Vitalityにもストレート負け。グループB最下位でCLチームと昇降戦を行うことになります。

昇降戦の相手はSupremacyでした。Supremacyは元beGeniusです。SyはIDKに次いでCL2位通過しましたが、正直IDKのように強かったとは言えません。他CLチームと割と接戦でした。しかしENCEはめちゃめちゃ苦戦します。第1MAPを3-6で落とし、第2MAPは取ったものの超ギリギリで掴みとったという感じ。そして第3MAPを1-5とぼろ負け。2シーズン前に世界王者だったチームがCLに落ちた初めての出来事でした。てか世界王者がCLに落ちる事自体初。

 

ENCEがCL落ちした際の各選手のコメント。

(あんまり貼ると重くなっちゃうのでこの辺で)

ENCEはY1S1からPLで活躍したチーム。Year1からYear2にかけて8シーズン連続でFinalsに出場した唯一のチームでした。そもそも8シーズンPLにいるだけでもレジェンド。このシーズンは、Year1ではXboxで世界一、Year2ではPCに移行し世界2位を取ったCLG(元Elevate)もCL落ちしました。この2大チームのCL落ちは一時代の終わりと言われましたね。

また、このシーズンのFinalsにPENTAのSHA77Eが私用で出場出来ず、代わりにENCEからKantoがStand-inで出場しました。

 

⑼ CL落ちに伴う選手の離脱

Y3S2

PL以外に大きな大会がないR6Sにおいて、CLに落ちるというのはチームにとって非常に大きな問題です。小さなチームであってもR6S部門を手放しR6から去るチームが殆どな程です。仮にチームが存続しても選手がPLチームに引き抜かれること、選手が自ら離れてしまうことは避けられません。ENCEもそうでした。

まずCL落ちから1週間後、pannariがT3H Esportsに移籍し新たなチャレンジをしたいということを理由に脱退します。

Willkeyのツイートを見ると、pannariの発表がされた時に既に新たな候補に連絡してるとありますね。そして2週間後、GiFu・ENCEの歴史上初めてフィンランド人以外の選手が加入します。それが当時無名だったGomfiです。

また、Season7 FinalsでSHA77Eの代わりにStand-inでPENTAに加入していたKantoが正式にPENTAに加入することになります。これはSHA77Eがモチベーションの低下を理由にPENTAを脱退したためでした。また、SHA77Eがストリーマー兼サブとしてENCEに復帰します。

そしてKantoに代わる最後の1枠として元PENTAのコーチ、blasが加入します。

Six Paris Major EU Qualifier Roster:

🇫🇮 Willkey (Player)

🇫🇮 Bounssi (Player)

🇫🇮 UUNO (Player)

🇧🇪 Gomfi (Player)

🇭🇺 blas (Player)

🇫🇮 SHA77E (Substitute)

🇫🇮 SneakyFernandez (Substitute)

🇫🇮 ProtaX (Manager)

 

ENCE黄金期のSHA77E、pannari、KantoがUUNO、Gomfi、blasに変わりましたね。この3人に加えてBounssiもいるし、ぽっちゃりチームがスタイル良いイケメン軍団に変身!

まず、このロスターでOGA PIT Season1に臨みます。CL落ちして最初の大会でしたがIDK(現Secret)、Milleniumに勝つなど奮闘。Chaosには負けたもののルーザーズでリベンジし決勝進出。PENTAと伝統の一戦となります。確か、決勝はblasだかの代わりにSHA77Eが出場していて久しぶりのSHA77E&ENCE vs PENTAでアツイ試合だったのを覚えてます。BO5で結果は1-3で負けで準優勝でした。また次にSix Paris Majorの予選に出場。ENCEはCLチームなのでステージ2からとなります。初戦は同じくフィンランドのチーム、Moti On Gaming(現NYYRIKKI)でした。明らかにENCEより格下の相手でしたが敗北。ルーザーズに回ります。1、2回戦をCL予選チーム相手に苦戦しつつも何とか勝ち、3回戦へ。相手はEdenity(現Empire)でした。この辺りからEdenityは次々とPLチームを破り、脅威的な強さを見せてましたがENCEは善戦します。しかし6-1、3-6、6-7という結果で敗北。ベスト8で敗退となります。

また、このシーズンの最後の大会としてDreamHack Valenciaに出場します。

ENCEはC.Nerds(現Mockit)を破りグループ2位通過でFinalsへ進出。更にCLチームでありながらFinalsではNiPを破ります。そして準決勝はVitality。この試合で勝った方がSix Major Parisへ出場できるという大事な試合となりました。しかし6-7、5-7でストレート負け。惜しくも破れ3位決定戦に進みます。相手はPENTA(現G2)でしたが再びストレートで負け4位で終了。次はCLです。

 

⑽  来たるCL、再びPLへ!

Y3S3

PLが半年間で行われるようになり、CLの日程も大きく変わりました。最初の1シーズンでCL予選、後半でCLを行うというものです。CLの前にENCEはサブのSneakyFernandezが脱退した、新たにコーチとしてSuaが加入します。ENCEにとって初のコーチ獲得です。

Challenger League Season8 Roster:

🇫🇮 Willkey (Player)

🇫🇮 Bounssi (Player)

🇫🇮 UUNO (Player)

🇧🇪 Gomfi (Player)

🇭🇺 blas (Player)

🇫🇮 SHA77E (Substitute)

🇩🇪 Sua (Coach)

🇫🇮 ProtaX (Manager)

 

ENCEの他に主に出場していたチームはEmpire、新たにFalkoやJoghurtzz、PARAA擁するT3H、CL常連イタリアNo.1チームEnD、元PLチームDeathroW(元Oplon)などでした。ENCEはEmpireに2敗しますが、その他相手には殆ど負けず9勝3敗2分で2位でシーズンを終えます。1位Empireが39pt、2位ENCEが29pt、3位TrainHaid(現PACT)が20ptという上位2つがかなり圧倒的なシーズンとなりました。またこのシーズンの終わり頃にblasの代わりにSHA77Eが選手として復帰します。

New Challenger League Season8 Roster:

🇫🇮 Willkey (Player)

🇫🇮 Bounssi (Player)

🇫🇮 UUNO (Player)

🇧🇪 Gomfi (Player)

🇫🇮 SHA77E (Player)

🇩🇪 Sua (Coach)

🇫🇮 ProtaX (Manager)

 

SHA77Eを再びロスターに加えたENCEはまず3位のTrainHardと戦います。シーズン中は1勝1分でしたがかなり接戦となります。しかし何とか勝利し決勝へ。勝てばPL昇格、負ければ昇降戦に出場となりPL7位のVitalityと続けて対戦となります。まずEmpire戦ですが、この時のEmpireハッカーを疑われる程に強く、ウォールハックが少し怪しいシーンもありました。しかし、ENCEは負けじと食らいつき延長まで持ち越します。それでも勝てずVitalityとの昇降戦へそのまま進みます。夜遅くにBO3の後にまたBO3で大変な日程。それでもENCEは第1MAPを取り先制。第2MAPを取られはしたものの第3MAPを6-2で圧勝し勝利。再びプロリーグへ返り咲きました!約1年ぶりにWillkeyの男泣きがまた見れました!笑

 

(11) メインフラッガー UUNO脱退

Y3S4

CLから見事最短で復帰を果たしたENCE。これからPL、6inv予選が始まるぞ!って時にUUNO脱退とSlebbeNの加入が発表されます。

Pro League Season9 Roster:

🇫🇮 Willkey (Player)

🇫🇮 Bounssi (Player)

🇧🇪 Gomfi (Player)

🇫🇮 SHA77E (Player)

🇫🇮 SlebbeN (Player)

🇩🇪 Sua (Coach)

🇫🇮 ProtaX (Manager)

 

SlebbeNはNYYRIKKI所属の選手でpannariとチームメイトでした。また、ParisでENCEを破ったMoti On Gamingのメンバーでした。実績が全く無いという訳ではないですが有名とは言えない選手ですね。pannariのSuperpower SlebbeNという曲があるので良かったら聴いて下さい。めちゃめちゃ耳に残ります。この曲聴きながら残り少しの記事読みきって下さい笑

さて、まずはDreamHack Winterに新ロスターで挑みます。グループDに分けられましたが、まずは同じくEU PLチームChaosと戦います。ENCEってあんまりChaos得意じゃないのかあんまり勝てません。7-0、7-2と大差で負けます。まあ両チーム共にロスター変更直後だったので何とも言えませんね。続いてENCEはCL予選チーム、Trust Gamingに破れたLiquidと戦います。この時のLiquidはCL予選チームに負けるしG2と良い試合するしで強いのか弱いのか分かりませんでしたがENCEは接戦を落とし負けます。相手がPLチームだったのもありますが1勝も出来ず。SlebbeN加入の発表されて1.2日後とかだったので多分あまり練習出来てなかっただろうししょうがないですね。

 

(12) いよいよPL開始!

さて、6inv予選とPLがとうとう始まりましたね。既に何試合かやってますけど、Y3S4終わりに続きはまとめて書くことにします。頑張れENCE、頑張れSlebbeN。多くの人に新メンバーSlebbeNについて知ってもらうために最後に彼のツイッター貼っときます。

 

2. 選手

🇫🇮 Willkey 

〈所属チーム〉

Y1S1〜Y2S1: Gifu eSports

Y2S2: Gifu eSports / ENCE eSports

Y2S3〜: ENCE eSports

〈経歴/特徴〉

Y1S1から活躍する超古参プレイヤー。そして二児(多分)の父。1987年生まれ32歳。Willkeyといえば優勝した時/PL昇格した時の男泣き。そして超多忙スケジュールですね。

6:45 起床

6:45〜7:15 朝の準備

7:15〜7:30 子供を幼稚園まで送る

7:30〜8:30 仕事場まで運転

8:30〜16:30 仕事

16:30〜17:30 車で家に帰る

17:30〜18:30 ご飯の支度

18:30〜19:00 家族で夕飯

19:00〜20:00 自由な時間

20:00〜23:00 チーム練習

23:00〜24:00 奥さんとの時間

24:00 就寝

睡眠時間6時間45分。1日の自由時間は1時間。平日のチーム練習は3時間のみ。当然、子供が小さいのでこんなスケジュール通りにいかない事だってあるだろうし。子供を持つ以上当然かもしれないけど立派なパパ。

 

🇫🇮 Bounssi

〈所属チーム〉

Y1S1〜Y2S1: Gifu eSports

Y2S2: Gifu eSports / ENCE eSports

Y2S3〜: ENCE eSports

〈経歴/特徴〉

BounsiiとWillkeyはY1S1から現在までずっとチームメイトです。3年も同じチームというのはR6Sどころか移籍が多いeSports全体を見ても長いと思います。実際シージの中では1番長いです。(ENEMYとPanix、BiBooとRaFaLeもY1S1から同じチームでしたがY3S3にしてバラバラになってしまいました)また、Bounsiiと言えばスモークです。Top Playsにも何度か選ばれてますね。あとイケメン。

 

🇫🇮 SHA77E

〈所属チーム〉

Y1S2: Playing Ducks

Y1S3〜Y2S1: Gifu eSports

Y2S2: Gifu eSports / ENCE eSports

Y2S3: ENCE eSports

Y2S4〜Y3S1: PENTA Sports

Y3S2: 無所属 (ストリーマー)

Y3S3〜: 無所属 / ENCE eSports

〈経歴/特徴〉

加入当初はVapo・WillkeyがエントリーフラッガーでSHA77Eはサポート寄りの選手でした。しかし、Kantoやpannari加入でGifu/ENCE内のメンバーが固まるにつれて注目選手になったという印象があります。SHA77Eはフラッガーのような派手なプレイも出来ますが、現地篭りやサポートとしてのプレイにおいてもトップクラスの選手です。特にMiraで何回クラッチ決めたか分かりません。PENTAに電撃移籍も1シーズン半後に競技シーンから去り、ENCEのPL昇格目前に帰ってきました。

 

🇧🇪 Gomfi

〈所属チーム〉

Y2S3: Team iSELLPOWER / Overtime eSports

Y2S4: 無所属

Y3S1: 無所属

Y3S2〜: ENCE

〈経歴/特徴〉

GomfiはENCE加入まで競技シーンで目立った活躍はしていませんでした。CL落ちしたENCEに突然現れた新生でした。Y2S3ではblas、DokiとチームメイトでCL予選に出場し、Overtimeで本戦にも出場しました。実績の無い選手でしたがUUNOと共にPL昇格に大きく貢献。それと最初に言いましたがGomfiはENCEのフィンランド人オンリーの掟を破った選手です。あとイケメン。

 

🇫🇮 SlebbeN

〈所属チーム〉

Y3S1: Moti On Gaming

Y3S2: Moti On Gaming / NYYRIKKI Esports

Y3S3: NYYRIKKI Esports / ENCE eSports

Y3S4: ENCE eSports

〈経歴/特徴〉

UUNO移籍で代わりに入った選手。またフィンランド人。ENCE加入前はMoti On GamingというフィンランドでENCEの次に強いチームに所属。ちなみにParis Major 2018 EU予選ではMoti On在籍時にENCEに勝利してます。PL見た感じなんか良さげ。

 

🇫🇮 ProtaX

〈所属チーム〉

Y1S1〜Y2S1: Gifu eSports

Y2S2: Gifu eSports / ENCE eSports (Manager)

Y2S3〜: ENCE eSports (Manager)

〈経歴/特徴〉

Willkey、Bounsiiと並ぶ初期メンバー。Year1は選手として活躍。Year2になりサブとしてGifuに所属。その後、ENCEに移籍のタイミングでマネージャーとなりました。

 

🇩🇪 Sua

〈所属チーム〉

Y3S3: ENCE eSports (Coach)

Y3S4: ENCE eSports (Coach)→脱退

〈経歴/特徴〉

ENCE 公式サイトのSuaの加入時コメントを見ると、SuaはENCE初のR6専用コーチとのこと。それまでの所属チームは不明。現在はチームを離れました。

 

3. 戦績

《Gifu eSports》

Y1S1

Pro League Season1 EU 2位

Pro League Season1 Finals 2位

Y1S2

Pro League Season2 EU 2位

Pro League Season2 Finals 3-4位

Y1S3

Pro League Season3 EU 1位

Pro League Season3 Finals 3-4位

Y1S4

Six Invitational 2017 3-4位

Y2S1

Pro League Season4 EU 2位

Pro League Season4 Finals 5-8位

《ENCE eSports》

Y2S2

Pro League Season5 EU 1位

Pro League Season5 Finals 5-8位

Y2S3

Pro League Season6 EU 2位

Pro League Season6 Finals 1位

Y2S4

Six Invitational 2018 5-8位

Y3S1

Pro League Season7 EU 7-8位

Y3S2

OGA PIT Season1 EU 2位

DreamHack Valencia 2018 4位

Six Major Paris 2018 EU Stage2 7-8位

Y3S3

Challenger League Season8 EU 2位

DreamHack Winter 2018 13-15位

 

4. まとめ

今回はENCEについて紹介しました。G2同様、Y1S1からの紹介だったので長かったですよね。ここまで読んで頂きありがとうございます。あと、Rosterはロスターなのかロースターなのか最近考えてて、日本ではロースターの方が馴染みあるぽいですがここまでロスターで来たので突き通します笑

 

Twitter: @Cineming

チーム紹介: G2 Esports

f:id:Cineming:20190717184853p:image

今回からEUのプロリーグチームの紹介です。最初は勿論G2です。言わずと知れた絶対王者で説明する必要もありませんが、G2の前身チームがPENTA Sportsです。ただ、PENTAは果たしていつからあるチームなのか、PENTAにはどの選手が所属していたのかなど完璧に知ってる方は恐らく殆どいないと思います。ですので、G2の過去をこの記事で知ってもらえたらと思います。かなり長くなりますのでお時間あるときにお願いします...では行きます!

1. 経緯

" 唯一無二の絶対王者 "

(1) PENTA、最初の世界一獲得

Y1S1

ReFL3Xというチームを買収したところからPENTAの歴史は始まります。最初のメンバーは

A1GA, Pengu, rendier, oVie, S4i

(ESL Historyより)

Pengu以外誰か知らんわって人が多いと思います。oVieはDreamHack WinterでLiquidを破ったTrust Gamingのコーチをしています。A1GAは僕の知ってる限り唯一のチェコ🇨🇿人。S4i、rendierについては後で出てきます。

Pro League Season1 Roster:

🇩🇰 Pengu (Player)

🇳🇱 oVie (Player)

🇩🇪 S4i (Player)

🇩🇪 rendier (Player)

🇨🇿 A1GA (Player)

 

このロスターでPL Season1に臨みます。PENTAは最初から国籍関係なくメンバーを揃えていますね。Season1のPLは総当たりというルールでした。まず、PENTAは最初の2戦を1勝1分。そのタイミングでいきなりA1GAがチームを離れます。

(なぜか日本語でサヨナラ)

 

そして代わりに加入したのがTORNADOTOBiとKRYP。KRYPがスタメンで出場します。

New Pro League Season1 Roster:

🇩🇰 Pengu (Player)

🇳🇱 oVie (Player)

🇩🇪 S4i (Player)

🇩🇪 rendier (Player)

🇪🇸 KRYP (Player)

🇩🇪 TORNADOTOBi (Substitute)

 

ちょくちょくTORNADOTOBiが代わりに出場しつつPENTAは順調にポイントを積み上げていきます。結果、PENTAは4勝3分と無敗でEU 1位通過でFinalsへ進出します。ちなみにGifu(現ENCE)とは引き分け。

Season1 FinalsはVwS Gaming(DarkZeroを超遡ったチーム)と初戦でぶつかります。まずそこを圧勝します。そして決勝はEU2位のGifuでした。決勝のマップは準決勝同様、民家→オレゴンでした。この決勝も5-3、5-3で破りプロリーグ最初の世界一になりました。

 

(2) PENTAの暗黒期

Y1S2

Pro League Season1が終わりKRYPがチームを脱退し、現SecretのLackyが加入します。

Pro League Season2 Roster:

🇩🇰 Pengu (Player)

🇳🇱 oVie (Player)

🇩🇪 S4i (Player)

🇩🇪 rendier (Player)

🇩🇪 TORNADOTOBi (Player)

🇬🇧 Lacky (Substitute)

 

初戦見た感じLackyがサブ扱いだと思いますが、確認できる4試合のうち2試合出てたので実質6人の選手で回してる感じです。

そして迎えたPro League Season2。前回世界王者のPENTAでしたがGifuの強化やYunktis(Milleniumの前身チーム)、Seach Orga(Playing Ducksの前身チーム)の台頭により苦戦します。Gifu、Yunktisに敗れるなど3勝2敗3分で4位フィニッシュ。ギリギリ Season3出場権は獲得するもののFinals進出にはなりませんでした。

Y1S3

PENTAはEU1位奪還に向けロスター変更を行います。まずRendierとoVieが脱退します。その代わりとしてライバルGifuからjNSzki、そしてFenixからFabianを獲得します。また、Liquipediaには載っていませんがESL HistoryによるとこのタイミングでShas[O]Udasも加入しているようです。

Pro League Season3 Roster:

🇩🇰 Pengu (Player)

🇩🇪 S4i (Player)

🇩🇪 TORNADOTOBi (Player)

🇸🇪 Fabian (Player)

🇫🇮 jNSzki (Player)

🇬🇧 Lacky (Substitute)

🇬🇧 Shas[O]Udas (Coach)

 

しかし、中々調子の上がらないPENTAはシーズン途中にA1GAをチームに戻し、S4iとTORNADOTOBiを放出します。そして1試合後にクロアチア人のfRYKYが加入します。

New Pro League Season3 Roster:

🇩🇰 Pengu (Player)

🇸🇪 Fabian (Player)

🇫🇮 jNSzki (Player)

🇨🇿 A1GA (Player)

🇭🇷 fRYKY (Player)

🇬🇧 Lacky (Substitute)

🇬🇧 Shas[O]Udas (Coach)

 

前シーズンから残ってるのPenguだけになっちゃってますけど、シーズン最初に3人残ってたのでセーフぽいです。PENTAは最初のYunktis戦で負けたもののその後無敗で3勝1敗3分の12ptで終了しました。そしてまさかのPlayingDucks、Yunktis、PENTAの3チームが12ptで並び、Gifuが13ptで1位という結果になりました。PDucksとPENTAは得失点差も同じで直接対決での獲得ラウンド数で決着となりましたが、5-6、5-3だったため9-10で超ギリギリ敗北。3位となり、2シーズン連続でFinals進出を逃しました。

 

(3) Fabianがロスターから離脱

Y1S4

PL Season3が終わり、PENTAはロスター変更を再び行います。まず意外ですがFabianとA1GAが脱退します。Fabianの Twitterアカウントは2017年2月に出来たものでこの辺りの情報がありません。また、jNSzkiもPENTAに在籍しつつ何故か一旦メンバーから外れます。そして2人の代わりに元チームメイトのS4i、rendier、そして新たにeLTunisiano、Sixquatreの3人が加入します。

Six Invitational 2017 EU Qualifier Roster:

🇩🇰 Pengu (Player)

🇫🇷 Sixquatre (Player)

🇨🇭 eLTunisiano (Player)

🇩🇪 S4i (Player)

🇩🇪 rendier (Player)

🇬🇧 Lacky (Substitute)

🇭🇷 fRYKY (Substitute)

🇬🇧 Shas[O]Udas (Coach)

 

このメンバーで最初のSix Invitationalへ臨みます。しかしPENTAはまだ出場権を持っていなかったためEU予選に出場することになります。この時の予選のルールは3度にかけて行われる予選で勝利した上位4チームがプレイオフを行い、そのプレイオフで優勝したチームがInvitational本戦に出場できるというものでした。

PENTAはまずCup1では初戦は勝つも2回戦で敗れベスト8。しかし、Cup2では見事優勝しEU Finalsへ駒を進めます。そしてEU Finals前にサブのLackyとfRYKYが脱退。

New Six Invitational 2017 EU Qualifier Roster:

🇩🇰 Pengu (Player)

🇫🇷 Sixquatre (Player)

🇨🇭 eLTunisiano (Player)

🇩🇪 S4i (Player)

🇩🇪 rendier (Player)

🇬🇧 Shas[O]Udas (Coach)

 

半分以上、Season1のメンバーに戻った感じですね。そしてFinalsでは初戦Playing Ducks(meepeYやPanixのチーム)に敗れるも敗者復活戦を勝ち抜き決勝でEURONICS Gaming(Chaosを一番遡ったチーム)とぶつかります。しかしPENTAは0-2でストレート負けEU予選2位でSix Invitational本戦に出場なりませんでした。

 

(4) 最強集結。世界一奪還へ

Y2S1

3シーズン、世界一どころかFinalsにさえ出場できなかったPENTAは大きくメンバー変更を行います。まず、eLTunisianoとS4i、rendierの3人がEURONICS Gamingへ移籍します。もう実質ENGはPENTAですね笑 そしてSixquatreもYunktisへ移籍します。6invのスタメンがPengu以外いなくなります笑 3/5ルールですが、Invitationalは関係なくPL Season3のスタメンのうち3人が残っていればPL Season4に出場出来ます。よってjNSzkiとFabianが復帰します。そして残り2枠にはgBotsのGoga、元チームメイトのKRYPのスペインコンビ、更にサブとしてFabianと元チームメイトだったKSが加入します。基本的にPENTAは当時、ロスター変更などR6S部門の情報を全然ツイートしてないため選手が発表してます。(貼り付ける為に探すのが大変😂)

しかし、PL Season4開始前にKRYPがOverWatchに転向するためチームから離れます。そしてKSがスタメンとなります。またMilleniumで有名なFalkoがサブとして加入します。PENTAは常にサブを配置してますね。

Pro League Season4 Roster:

🇩🇰 Pengu (Player)

🇸🇪 Fabian (Player)

🇫🇮 jNSzki (Player)

🇪🇸 Goga (Player)

🇩🇪 KS (Player)

🇫🇷 Falko (Substitute)

🇬🇧 Shas[O]Udas (Coach)

 

この全員国籍がバラバラというヨーロッパオールスターみたいなチーム大好きです。そしてこの新たなロスターで迎えたPL Season4。グループBに分けられ、PDucks、Vitalityを破ってプレイオフへ進みます。この2チームの当時のメンバーです。()内は現在。

・Playing Ducks

meepeY、Lacky、Renuilz、sno0ken、z1ronic

・Team Vitality

Panix、ENEMY、RevaN、Elemzje、risze

有名選手ばかりですね。そしてプレイオフの初戦はgBots。当時のスペインNo.1チーム。今Giants Gamingに所属してる選手中心のチームです。gBotsに2-1で勝利し決勝は勿論Gifu。カフェで圧倒されるも他2MAPを制しEU1位でFinalsへ進みます。

 

3シーズンぶりのFinals。初戦はNA3位 Elevateでした。Year2からXbox版が廃止されたことでFinalsは4チームから8チーム出場となりました。なのでAPAC参入までの2シーズンはNAとEUから3チーム出てます。この時のElevateのメンツも好きなので紹介しておくと...

・Elevate

Skys、LaXInG、England、Bosco、Easilyy

この5人です。いつものElevateメンツにBoscoにEasilyy。EG・DarkZero以外のNAオールスターみたいですね笑 そしてPENTAはこのElevateに難なく勝利。準決勝へ進みます。準決の相手はV3 Masters。Y2の南米は選手の移動が超激しかったので何とも言い難いですがNiPを超遡ったチームみたいな感じです。PENTAは第1MAPを取られますがその後逆転で突破。決勝へ進みます。

 

決勝の相手はBlack Dragonsでした。この時のBDはLiquidの一番最初まで遡ったチームです。

・Black Dragons

Nesk、ziG、oNe、Yuuk、D1OGO1、Sensi

(本来Bulletがスタメンですが、FinalsはサブのD1OGO1が代わりに出場)

このBD相手にPENTAは超圧倒します。第1MAPを5-1破ると、第2MAPではKSをFalkoに変更し5-0で勝利。完封で世界一を奪還します。

 

(5) 世界一連覇へ、BKN加入

Y2S2

世界一を獲得したPENTAはサブのFalkoが脱退してしまいます。そしてサブは絶対置いておきたいPENTAはTangyDを獲得します。TangyDはPL Finalsで父ノ背中と戦ったMacie Jay達のチームの1人です。人気ストリーマーですね。

(Macie、KiX、Teo、Serenity、TangyD)

また、2人目のコーチとしてOminousを脱退していたBKNが加入します。

Pro Leagu Season5 Roster:

🇩🇰 Pengu (Player)

🇸🇪 Fabian (Player)

🇫🇮 jNSzki (Player)

🇪🇸 Goga (Player)

🇩🇪 KS (Player)

🇬🇧 TangyD (Substitute)

🇬🇧 Shas[O]Udas (Coach)

🇺🇸 BKN (Coach)

 

盤石な布陣で挑むPL Season5。今回もグループ予選はちゃちゃっと勝利。vs Sy(現Vitality) 2-1、vs PDucks(現ChaosとSecret) 2-0。そしてプレイオフではMillenium(現La Rascasse)に圧勝し再びFinalsの出場権を獲得します。しかし、EU決勝でENCEに第1MAPを勝ち取るも、逆転負けを喰らいEU2位通過となりました。

 

そしてPL Finals初戦はNA1位のeXcellence Gaming。EXには2ラウンドしか取られず勝利。続いてLATAM1位通過のFontt(現FaZe)と当たります。Fonttとは接戦で6-4、6-4でなんとか勝利。北米・南米の1位を倒して決勝へ駒を進めます。そして決勝の相手は前シーズンFinals初戦で戦ったElevateでした。まずいきなりjNSzki無双から試合が始まります。

そしてその勢いのまま5-1、5-3と圧倒し優勝。二連覇達成!

 

(6) 最強の男との死闘

Y2S3

PL Season6前にBKNが契約延長に関する意見の相違のためチームを離れます。

 

そしてBKNの代わりにコーチとして加入したのがBlasでした。

Pro League Season6 Roster:

🇩🇰 Pengu (Player)

🇸🇪 Fabian (Player)

🇫🇮 jNSzki (Player)

🇪🇸 Goga (Player)

🇩🇪 KS (Player)

🇬🇧 TangyD (Substitute)

🇬🇧 Shas[O]Udas (Coach)

🇭🇺 Blas (Coach)

 

このメンバーでPL Season6に出場。まず初戦はbeGeniusというチームでした。beGeniusはこれまでプロリーグに出た経験のある選手がいなく、CL1位通過でPL昇格も正直言ってあまり注目されていたチームではありませんでした。絶対王者を確立していたPENTAの勝利は確実なものだと思われていました。しかしbeGeniusには最強の男がいたのです。

(ウォールハック...???😇)

PENTAは第1MAPを6-4で取りますが、第2MAPを接戦の末、5-6で落としてしまいます。第3MAPを5-3で取り勝利しますがPENTAをここまで苦しめたのは久しぶりでした。

その後、beGeniusは次のMillenium戦には勝利します。Shaiikoがチームを引っ張りました。

しかし、Fabianらが運営に報告したことで事態は急展開。

 Millenium戦から1週間後にShaiikoのマクロの使用が証明されました。しかし、ウォールハックなどそれ以外については疑惑のまま残りました。勿論 Milleniumは復活、そしてbeGeniusは自動的に最下位確定です。

 

ESL大会2年間のBANを喰らってもShaiikoはこのツイート。

Shaiikoがマクロを使う時のボタンが4だったことからSh44444iikoだったり44444とめちゃめちゃ流行りました。また、Shaiikoはそれ以降も何も気にせずR6Sを配信し続けています。ShaiikoのYouTubeチャンネルがあるのですが、超上手くて面白いのでおススメです。

 

G2の記事ですしShaiiko問題はこの辺にしときます。次の試合はARESでした。ARESはこの間までDeathroWだったメンバーです。世界王者元YunktisのspokeN率いるチームですね。PENTAは圧勝しプレイオフ進出を決めます。準決勝の相手はsno0ken Knows(現Chaos/Secret)でした。しかしここもPENTAは5-3、5-3で破ります。そして更に決勝ENCE相手にも5-2、5-2でストレート勝利。結局beGenius以外には全試合ストレートでFinals進出です。

 

(7) 驚異のブラジルパワー

PENTAは三連覇をかけてPL Season6 Finalsに挑みます。まず、初戦の相手はAPAC 2位のmantisFPSでした。APAC初参加ということもありPENTAは圧倒し、準決勝へ進みます。準決勝の相手はBlack Dragons(現NiP)でした。この大会はブラジル開催ということでPENTAにとって超アウェーの中での試合でした。まず第1MAPを3-5で落とします。

不穏な空気のまま第2MAPを迎えます。しかし、クラブハウスもあれよあれよとラウンドを取られ2-5で敗北。2大会連続優勝のPENTAがまさかの準決勝で敗退となりました。

 

Y2S4

この敗北によってPENTAは大きな決断をします。それはKSを外しY2S3王者SHA77Eを引き抜くことでした。

これは超話題になりました。SHA77EはENCEでもKantoと並ぶスター選手。PENTAはこれで王者の地位をもう一度狙います。また、サブのTangyD、セカンドコーチのBlasもこのタイミングで契約満了。

Six Invitational 2018 Roster:

🇩🇰 Pengu (Player)

🇸🇪 Fabian (Player)

🇫🇮 jNSzki (Player)

🇪🇸 Goga (Player)

🇫🇮 SHA77E (Player)

🇬🇧 Shas[O]Udas (Coach)

 

前シーズン世界一を逃し、SHA77Eが加入したあたりでPenguのプレイスタイルが大きく変わった印象があります。これまでは攻撃はAsh・ブラックビアード、防衛はスモークでの現地篭りがメインでしたが今大会からは何でもオペレーターをやっていました。確か15〜20のオペレーターをInvitationalでやったと言ってた気がします笑

さてPENTAはグループAに分けられ、まずはVitality(現PENTA)と戦います。(ややこしいな笑) この時のVitalityは実力で出場したというよりコミュニティ投票(チームの人気投票)でVitalityというビッグネームのおかげで出場出来たようなものでPENTAにとっては格下の相手でした。5-1、5-1で勝利し、続くグループ1位決定戦でEvil Geniusesとぶつかります。

これがPENTA(現G2)とEGの初めての対戦でした。PENTAもcTm(EGの前身チーム)もYear1の頃からあるのにY2S4にして初です。これはEGが最強だったY1S3〜Y1S4はPENTAが弱く、PENTAが最強だったY2S1〜Y2S2はcTmが弱かったからですね。そしてEGとの初対戦は第2MAPを取られ最終MAPへ持ち込まれるも何とか勝利。見事1位通過でFinalsへ進出します。

そしてFinalsではまずENCEと対戦。世界王者ではありますがSHA77Eが抜け大幅な戦力ダウンをしたENCE相手に5-2、6-4とストレート勝利。準決勝へ進みます。準決勝の相手は前シーズン敗れたBlack Dragons(現NiP)。超盤石なPENTAは5-2、5-3とリベンジ!再びストレートで決勝へ。決勝の相手はグループ予選で戦ったEGでした。

唯一PENTAに対して1MAPを取ったEG。決勝戦はBO5なので3MAP先取でした。まず第1MAPはこの時EGが最も調子の良かったクラブハウス。2-5であっけなくPENTAは敗れます。続いてオレゴンオレゴンはEGが昔から得意なMAPですがInvitationalでは1UPに2連敗するなどこれまでEGは勝てないMAPでした。しかし、延長の末PENTAは敗れてしまい一気に追い込まれてしまいます。しかし、第3MAPを何とか取り返し一矢報います。そして続いて銀行。グループ予選ではEGが勝ってるMAPでした。しかし、モンターニュを入れた戦術が上手くハマりあっけなく勝利。

完全にPENTAムードで最終MAPへ進みます。ラストマップは海岸線ですね。この海岸線の試合はEGファンの僕にとって一番好きな試合でありPL史上一番熱戦で冗談抜きに涙出ちゃった試合です。まず、PENTAが流れのままラウンドを積み重ねます。4-1まで行きあと1ラウンドというところまで迫ります。しかし、EGも簡単には終わりません。Necroxの1v2クラッチ、BCのバックプレー、Canadianのリスキルなど一気に4-4、一気に同点まで持ち返します。しかしPENTAは全く焦りません。Fabian、Penguのクラッチで見事勝利を掴みとります。

PENTAは4度目の世界一を獲得したのです。

3時間以上に及ぶ大激戦。再生回数400万越え。多分PL史上一番多いんじゃないかなと思います。超長いけど超面白いです。絶対王者でありながら敗北し王座奪還を狙うPENTAと、1年ぶりに決勝戦の舞台に立つ過去の栄光とも言えるEGの対戦です。

 

(8) SHA77E脱退、助っ人Kanto

Y3S1

世界一を再び掴んだPENTAは当然ロスター変更なしでPL Season7に出場します。初戦はMock-it(現PENTA)。Invitationalに続いて再び当たりました。再び圧勝し、グループ1位決めで Milleniumと戦います。 MilleniumはInvitationalに出れなかったこともあってかYear3から更に強くなった印象があります。Hicks・riszeの加入が要因の一つですね。 Milleniumには第1MAPを6-5、第2MAPを取られるなど接戦となりましたが第3MAPを完封勝利しプレイオフへ進みます。プレイオフ準決勝はVitalityが相手でした。PENTAはVitalityにも第2MAPを取られますが何とか勝利。再びFinals進出を決めます。更に決勝はMilleniumとの再戦。やはりMilleniumは強く接戦となるも勝利。EU1位となりました。

 

しかし、Finals前にSHA77Eが個人的な理由で🇺🇸アトランティックシティで行われるFinalsに出場できないことが発表されます。そこでENCEからKantoが代わりにStand-in(正式加入ではなく一時的な代わり)で出場することになります。

Pro League Season7 Roster:

🇩🇰 Pengu (Player)

🇸🇪 Fabian (Player)

🇫🇮 jNSzki (Player)

🇪🇸 Goga (Player)

🇫🇮 Kantoraketti (Stand-in)

🇬🇧 Shas[O]Udas (Coach)

 

まず、Finalsの初戦はInvitational決勝の相手EGでした。PENTAは第1MAPオレゴンをまた落としてしまいます。しかし、銀行、国境を勝ち取り準決勝進出。準決勝はRogueとの対戦。反対に第2MAP国境を取られ最終MAPへ持ち込まれますが第3MAPで圧勝し決勝へ進出。Y2S3で大活躍し一気に注目されるようになったKantoですが、今大会でも大活躍。Stand-inにも関わらずチームトップの活躍っぷりです。そして続いて決勝では南米人気No.1チームLiquidと対戦します。これはY2S1の決勝戦 PENTA vs Black Dragons(現Liquid)の1年ぶりの再戦とも言えます。1年前は5-1、5-0でPENTAが圧勝しました。

まず、第1MAPを5-1でPENTAが取ります。1年前と全く同じですね。しかし、第2MAPはLiquidが有利に試合を運び1-4まで迫られます。しかしPENTAは粘り何とか追いつき4-4まで持ち込みます。しかしLiquidはライオン/アッシュを使ってラッシュをするなどしてPENTAの虚を突き5-6でPENTAは敗れます。

一気に逆転し優勝待った無しムードだったPENTAは第3MAPを完膚なきまでにLiquidにやられ敗北。世界一を再び逃してしまいます。

PENTAがLiquidに敗れた要因として大まかに挙げるなら、まずKantoが急遽加入したことです。個人プレーでは大活躍でしたが、Fabian曰くKantoを交えたチーム練習は2週間くらいしか出来なかったとのこと。Liquidはラッシュを巧みに用いるなどして連携面での穴をつきました。更にそのラッシュにも大きく役立ったライオンが二つ目の要因です。まだBAN・PICK制が無かったためライオンが常にパーティにいる状態でした。ライオンは動けないのでG2の代名詞カバーを封じることが出来ます。BAN制度導入からPENTAはほぼ毎回ライオンBANしてます笑 そして3つ目はNeskです。間違いなく世界トップのフラッガーですが彼は今大会大活躍。MVPも獲得しました。細かな戦術抜きに考えるからこの3点がPENTAの敗北の要因かなと思います。そもそもこのシーズンはEU予選から MilleniumやVitalityと接戦でしたし圧倒的感はそんなにありませんでしたね。

 

(9) Kanto正式加入、G2へ移籍!

Y3S2

PL Season7が終わり、SHA77Eは休暇を取ることを理由に競技シーンから一時離れます。

そして、Finalsで代わりに出場したKantoが正式に加入することになります。

(さっきのKantoの画像と若干違います笑)

更に、アナリストとしてIDK(現Secret)のコーチだったFerralを獲得します。

Pro League Season8 Roster:

🇩🇰 Pengu (Player)

🇸🇪 Fabian (Player)

🇫🇮 jNSzki (Player)

🇪🇸 Goga (Player)

🇫🇮 Kantoraketti (Player)

🇬🇧 Shas[O]Udas (Coach)

🇬🇧 Ferral (Analyst)

 

Y3S2に入りまずはPL Season8前半戦、OGA PIT Season1に出場します。PENTAはPL Season8前半戦を6勝1分、OGAも無敗優勝とKantoが正式加入し盤石な布陣となりつつありました。しかし、DreamHack ValenciaでまさかのIDK(現Secret)に敗北し3位。この1つの敗北をPENTAは大きな問題であると捉えチームメイトとの信頼、チームでの動きを再度確固たるものにしParisへ備えます。

そしてSix Major Paris 2018前にPENTAはG2 Esportsへ移籍します。

G2として初の大会がParis。EGやLiquid、CLG、NiPの戦績から見て、大手チームに移籍した直後はあまり勝てないジンクスみたいなのがあってG2も勝てないのではみたいな予想がちらほらありましたがParisでG2は無双することになります。

まず、グループ予選の初戦でMockit(現PENTA)と当たります。第2MAPヴィラで0-6で大敗するものの他MAPは難なく勝利。グループ1位決めへ進みます。次の相手はNiP。NiPにも第1MAPは完封するなど圧倒しさらっとFinals進出を決めます。そして、Finals初戦はMillenium。 Milleniumにも第1MAPを完封勝利。勢いが止まりません。更に準決勝のSecretにも攻撃で圧倒しストラート勝ち。一気に決勝へ駒を進めます。そして決勝はInvitational決勝と同じEGとの対戦。Invitationalでは超大熱戦でしたが...

第1MAP: G2 Esports 6 ー 2 Evil Geniuses

第2MAP: G2 Esports 6 ー 2 Evil Geniuses

第3MAP: G2 Esports 6 ー 2 Evil Geniuses

一切のチャンスを与えず完全勝利で世界一。間違いなくこの時G2は史上最強のチームとなりました。

6-2=62。6ってGに似てるじゃないですか。決勝で狙ったかのように6-2を3MAP並べたことでG2=6-2とも言われたりしてますね。

 

(10) 連覇、日本にも来ちゃいました

Y3S3

Parisで無双したG2はPL Season8後半戦に早速出場する前に日本に来ました。父ノ背中、野良連合の2チームと試合をしましたね。僕も行きましたがまさかG2を生で見れるとは!イベント終わりに写真を撮れたようですが僕は撮らずに帰っちゃいました笑

さて日本から帰国してすぐにPL Season8 後半戦が始まります。前半戦は無敗でしたが、後半戦はMockitと引き分け、PENTAに敗れるなどで5勝1敗1分。シーズン合計で11勝1敗2分 35ptという圧倒的な数字でダントツ1位通過を決めました。ちなみに2位のMockitは25pt。ParisではPENTAからMAPを取ったのはMockit(現PENTA)だけ、そして後半戦でもPENTAはG2に勝利。EUで唯一G2と対等に戦えるチームになりつつあるのがPENTAでした。

そして迎えたPL Season8 Finals。つい最近行われたので皆さん記憶に新しいかと思います。

まずG2はImmortalsと対戦しました。ブラジル開催ということでアウェーだったのもありIMTは粘りました。何とかG2は勝利したものの7-5、6-4とかなり緊迫した試合でしたね。

そして続く準決勝はFNATIC。FNCはMagnetいないなかでEGを倒すミラクルを起こしましたが、ノンタクティクスのランクプレーは流石にG2には通用せず。突然やられたらまだワンチャンあるかもですが1試合見られてる訳ですから厳しかった。しかもMAPも銀行、領事館と広いとこばかりで6-0、6-0。仕方ないというかそりゃそうだという結果でしたね。そして迎えた決勝。相手はブラジル1位 FaZe Clan。会場全員がFaZeを応援してたと思います。しかしG2は6-4、6-2と危なげなく勝利。再び連覇を果たします。

 

(11) DHに再び出場、PL Season9!

Y3S3の終わりに第4回DH、DreamHack Winter 2018が行われました。EU開催ということでG2は出場します。G2はPENTAと同じグループになります。ここでもPENTAはG2に1MAP勝ち取ります。(と言っても他2MAGは7-1、7-1ですが)なんでPENTAってG2と対等に戦えるのでしょうか。正直、EUの中でもSecretやMockitの方が結果は残しています。それでもPENTAは他EUチームよりG2と戦えてます。考察してみるのも面白いかもですね。

さて、PENTAに勝利したFinalsへ進んだG2はLiquidと当たります。LiquidはPL Season7でG2倒して優勝してます。メンバーは2人変わりましたが再びG2を苦戦させます。まず第1MAPを7-8でLiquidが勝利します。G2倒せるのは現状PENTAかLiquidくらいじゃないでしょうか。しかし、その後2MAPはG2の勝利。準決勝へ進みます。準決勝はEmpireとの初対戦。CLプレイオフで多くの人からハッカーと疑われるほど猛威を振るったEmpireとG2の対戦は多くの人から期待されてました。しかし蓋を開けてみればG2の圧勝。決勝へ進みます。決勝の相手はPENTA、また戦います。今回もPENTAは1MAP取りますが7-3、5-7、7-5で接戦の末G2の勝利。またG2が優勝します。

G2って毎回トロフィー掲げてますね。この光景見るの何度目だろう。

 

Y3S4

PL Season9は1月11日深夜3時からです。G2はまずMockitと戦います。楽しみですね。また更新していきます。

 

2. 選手

🇩🇰 Pengu

《所属チーム》

Y1S1: PENTA

Y1S2: PENTA

Y1S3: PENTA

Y1S4: PENTA

Y2S1: PENTA

Y2S2: PENTA

Y2S3: PENTA

Y2S4: PENTA

Y3S1: PENTA

Y3S2: PENTA / G2

Y3S3: G2

Y3S4: G2

《経歴/特徴》

世界No.1プレイヤー。Year2まではスモーク/アッシュ・ブラビ中心だったけど、Liquidに負けた辺りからオールラウンダーに。No.1プレイヤーでありながらまだ21歳(1997/10/7生)。僕と同い年。笑

 

🇸🇪 Fabian

《所属チーム》

Y1S2: Fenix

Y1S3: PENTA

Y1S4: 不明

Y2S1: PENTA

Y2S2: PENTA

Y2S3: PENTA

Y2S4: PENTA

Y3S1: PENTA

Y3S2: PENTA / G2

Y3S3: G2

Y3S4: G2

《経歴/特徴》

自称世界No.1プレイヤー。最近はFabianという意見もかなり多い。Fabianは意外にもPENTAの初期メンバーではなくY1S3から加入しました。そして何故かY1S4はチームを脱退し、その後戻ってきています。

 

🇫🇮 jNSzki

《所属チーム》

Y1S1: Gifu

Y1S2: Gifu

Y1S3: PENTA

Y1S4: PENTA

Y2S1: PENTA

Y2S2: PENTA

Y2S3: PENTA

Y2S4: PENTA

Y3S1: PENTA

Y3S2: PENTA / G2

Y3S3: G2

Y3S4: G2

《経歴/特徴》

フラッガー/遊撃メインの選手。元々はGifu(現ENCE)に所属していた、PENTAにとってライバルチームの選手でした。つまり、ENCE→G2の選手はjNszki・SHA77E・Kantoと3人なワケです!

 

🇪🇸 Goga

《所属チーム》

Y1S2: gBots

Y1S3: gBots (Sub)

Y1S4: 不明

Y2S1: PENTA

Y2S2: PENTA

Y2S3: PENTA

Y2S4: PENTA

Y3S1: PENTA

Y3S2: PENTA / G2

Y3S3: G2

Y3S4: G2

《経歴/特徴》

世界No.1の割役/プラント役です。それで居ながら実はフラッガーとしての能力も決して低くない選手。PENTA加入前はgBotsというスペインのチームに所属していました。

 

🇫🇮 Kantoraketti

《所属チーム》

Y2S1: Gifu

Y2S2: Gifu / ENCE

Y2S3: ENCE

Y2S4: ENCE

Y3S1: ENCE

Y3S2: PENTA / G2

Y3S3: G2

Y3S4: G2

《経歴/特徴》

世界最高のフラッガー。抜群のエイム力でチームを引っ張る切り込み隊長。G2加入前は前身チーム含め、5シーズンENCEでプレー。Pro League Season7 FinalsにSHA77Eの代わりにStand-inでPENTAでプレー。次シーズンから正式に加入しました。

 

🇬🇧 Shas[O]Udas

《所属チーム》

Y1S2: Fenix (Coach)

Y1S3: PENTA (Coach)

Y1S4: PENTA (Coach)

Y2S1: PENTA (Coach)

Y2S2: PENTA (Coach)

Y2S3: PENTA (Coach)

Y2S4: PENTA (Coach)

Y3S1: PENTA (Coach)

Y3S2: PENTA / G2 (Coach)

Y3S3: G2 (Coach)

Y3S4: G2 (Coach)

《経歴/特徴》

世界No.1コーチ。チームの5度の優勝に貢献。Y1S2時代にはKS、Fabianらと同じチームでPLに出場。

 

🇬🇧 Ferral

《所属チーム》

Y2S3: sKNOWS (Coach)

Y2S4: 不明

Y3S1: i don't know (Coach)

Y3S2: PENTA / G2 (Analyst)

Y3S3: G2 (Analyst)

Y3S4: G2 (Analyst)

《経歴/特徴》

G2加入前はIDK(現Secret)でコーチをしていました。現在はアナリストという扱いみたいですがコーチの仕事もやっているようで、兼任という形だと思います。

 

3. 戦績

《PENTA Sports》

Y1S1

Pro League Season1 EU 1位

Pro League Season1 Finals 1位

Y1S2

Pro League Season2 EU 4位

Y1S3

Pro League Season3 EU 3位

Y1S4

Six Invitational 2017 EU Qualifier Finals 2位

Y2S1

Pro League Season4 EU 1位

Pro League Season4 Finals 1位

Y2S2

Pro League Season5 EU 2位

Pro League Season5 Finals 1位

Y2S3

Pro League Season6 EU 1位

Pro League Season6 Finals 3-4位

Y2S4

OGA PIT Season1 EU 1位

DreamHack Valencia 2018 3位

Six Invitational 2018 1位

Y3S1

Pro League Season7 EU 1位

Pro League Season7 Finals 2位

《G2 Esports》

Y3S2

Six Paris Major 2018 1位

Y3S3

Pro League Season8 EU 1位

Pro League Season8 Finals 1位

DreamHack Winter 2018 1位

 

4. まとめ

今回はG2の紹介記事でした。文字数にすると約2万文字、Twitterなどの引用ばかりで超重い記事になりましたが最後まで見て頂きありがとうございます。PENTA → G2と歴史の長いチームですが特にYear1のPENTAについて知らなかった人も多いと思いました。何か新たな発見があれば嬉しいです。

 

Twitter: @Cineming

チーム紹介: ex-Noble esports

f:id:Cineming:20190717183659p:image

今回は元Noble esportsの紹介です。Nobleはつい先日、ロスターを放出することを発表しましたが、この下書きを書き始める時に放出するという最悪のタイミングでした。タイトルが何かスッキリしないし、知らない人からしたらex-Nobleとかいうチーム名と思われてしまいそうだし、かといって次のチームも中々発表されないし、もうこのタイトルでいいやとしました。

話を戻してNobleは前身チームがRisky Gamingというチーム名、更にその前がOMEN Esportsとなります。チームの歴史を辿るとY2S4が最初であり、結成してからかなり新しいチームであることが分かります。しかし、各選手自体はもう少し前から競技シーンで活躍し、経験も豊富だったため初めてのCL出場でPL昇格を決めました。新しいチーム、特別有名な選手もいないということもあってか、日本ではかなり知名度の低いチームではありますが、今回の記事で少しでも新しい発見があれば嬉しいです。では行きます。

1. 経緯

" 初のCL出場でPL昇格 Noble "

⑴ Invitational予選へ

Y2S4

OMEN Esportsはそれまでとメンバーを変え、新チームでSix Invitational予選へ臨みます。

Six Invitational Open Ladder Roster:

🇺🇸 Yeti (Player)

🇺🇸 Heavy (Player)

🇺🇸 Rampy (Player)

🇺🇸 Lycan (Player)

🇺🇸 Flex (Player)

 

YetiとHeavyは現在Noble、RampyとLycanはSSGですね。(Lycanはコーチですが)ちなみに、OMEN Esportsの設立者はJudge PhantomというStreamerです。Macie Jayと頻繁にランクをやってるので知ってる方もいるかも。さて、OMENはPLチームどころかCLチームですらないので、NA Open Ladderから出場することになります。OMENは6勝4敗、勝率60%で9位フィニッシュ。16位まで通過できるため、決勝トーナメント進出を決めます。

 

しかし、このタイミングでOMEN Esportsはチームを放出します。(もしかしたら、OMEN自体解体したのかもしれません)組織を失ったチームはRisky Gamingというチーム名で決勝トーナメントに出場します。決勝トーナメントの初戦の相手は8位通過のRonin(Chapstickのチーム)。PLチームということもあり0-2で敗れ、Risky Gamingはベスト16で予選敗退となります。

 

⑵ 初のCL出場、Nobleへ移籍!

Y3S1

Risky GamingはCL Season7予選前に大きくロスターを変更しました。

Challenger League Season7 Qualifier Roster:

🇺🇸 Yeti (Player)

🇺🇸 Heavy (Player)

🇺🇸 Rampy (Player)

🇵🇱 Acid (Player)

🇺🇸 Spades (Player)

🇺🇸 Mas (Substitute)

🇺🇸 Knightmare (Coach)

 

このロスターで予選に出場し見事1位通過で、CLに進みます。そのタイミングでロスターは丸々Noble esportsに吸収されました。

 

CL Season7が始まり、Nobleはbeastcoast(現C9)、Skittlz率いるDisrupt Gamingらと同じグループAに分けられました。beastcoastに敗れるもののDisruptに二度勝利し、NobleはCL プレイオフに進みます。そこでNobleとなって初めてロスター変更を行います。

Challenger League Season7 Playoffs Roster:

🇺🇸 Yeti (Player)

🇺🇸 Heavy (Player)

🇺🇸 Rampy (Player)

🇵🇱 Acid (Player)

🇺🇸 breezy (Player)

🇺🇸 Knightmare (Coach)

 

Spades、Masがチームを離れ、その代わりに元beastcoastのbreezyを獲得します。そしてプレイオフ初戦は、PL Season9からPLへ昇格するExGの前身チーム、Orglessでした。NobleはOrgless相手に圧勝し決勝に進出。更にグループ予選で負けたbcにも決勝でリベンジを果たし、CL 1位通過で昇降戦へと進みます。

 

PL Season7の7位はCounter Logic Gaming、8位はMotiv8 Gamingでした。よって昇降戦のNobleの相手はMotiv8でした。Motiv8の前身チームはRoninであり、NobleにとってInvitational予選のリベンジマッチだったのです。第3MAPへ進む接戦の末、なんとか勝利しPL昇格を決めました!

 

⑶ PL昇格!Season8前半戦へ!

PLチームとなって初めての大会はDreamHack Austin 2018でした。Nobleが分けられたグループはMilleniumにSSGと強豪揃いでした。初戦は惜しくもSSGに敗れるものの、2位決定戦でリベンジを果たしグループ2位通過で決勝トーナメントへ進出。決勝トーナメントではRogueと激突。第1MAPを取り、更に第2MAPもRogueに迫りましたが逆転負けで敗退、全体ベスト8に終わります。負けはしたものの、SSGに勝ち、Rogueと対等に戦えたことはPL昇格したばかりのNobleにとって手応えのあるものでした。

Y3S2

DreamHackが終わってすぐにRampyがSSGに移籍してしまいます。そこで、PL前に穴を埋めるべく元bcのzz、元ObeyのKrazyを獲得します。

Pro League Season8 Roster:

🇺🇸 Yeti (Player)

🇺🇸 Heavy (Player)

🇵🇱 Acid (Player)

🇺🇸 breezy (Player)

🇺🇸 Krazy (Player)

🇺🇸 zz (Substitute)

🇺🇸 Knightmare (Coach)

 

新たなロスターで迎えたPL Season8でしたが、Nobleは好スタートを切ります。まず初戦のmouz、続くSKに勝利、3戦目のC9に引き分けとSSGと並んでいきなり首位をキープしました。NAの2強EG・Rogueが少し出遅れたこともありNoble、SSGのイエロー旋風と話題にもなりました。

 

調子の良かったNobleは、PLと並行してこのタイミングでParis Major予選に出場することになります。NobleはPLチームですのでステージ2の決勝トーナメントから出場。しかし、二回戦でObeyに敗れ、敗者復活戦も3回戦でSSGに敗れてしまいます。全体5位と言えば聞こえは良いですが、CLチームに勝ててもPLチームには手が届きませんでした。

このParisでの不調は続き、Nobleは残り4試合を1勝も出来ず、2勝3敗2分で前半戦を終えます。C9、Obeyらと最下位争いにまで急降下してしまいました。更にその間に行われたOGA PIT Season1で初戦のEGに敗れ、PLチームに全く勝てない期間が続きます。

 

⑷ 熾烈なPL残留争い

Y3S3

PL Season8前半戦を終え、Parisも予選で敗退したNobleは1月ほど期間が空きました。ここまで通用しないとロスター変更をするのかなと思いましたが、Nobleは全く変えませんでした。おそらくC9だったら5人変えてます。(冗談です)

 

Nobleにとって久しぶりのメジャー大会となったDreamHack Montreal 2018。EUのSecret、LATAMのBootkampと同じという面白いグループに分けられました。Secretとは当たらなかったのですがBKGとは二度対戦。初戦は敗れるも2位決定戦でリベンジを果たしました。何か、初戦負けた方がグループ内2位決定戦では勝つというパターン、めちゃ多い気がします。

Nobleは決勝トーナメントに進出し、初戦の相手はMilleniumでした。Mとは前回DHで同グループだったものの、対戦することがなかったので初対戦でした。第1MAPは5-7、第2MAPは7-5と大接戦を繰り広げました。第3MAPは燃え尽きたのか0-6で敗れましたが、これまで不調だったNobleは奮闘したと言えます。

 

DreamHack Montrealも終わり、PL Season8後半戦が始まります。しかし、Nobleは全く勝てません。序盤3試合を2敗1分、EGには0-6の完敗でした。そこで堪らずHeavyとサブのzzを入れ替え、更にヘッドコーチとしてUnrealGSをチームに加えます。

New Pro League Season8 Roster:

🇺🇸 Yeti (Player)

🇵🇱 Acid (Player)

🇺🇸 breezy (Player)

🇺🇸 Krazy (Player)

🇺🇸 zz (Player)

🇺🇸 Heavy (Substitute)

🇺🇸 UnrealSG (Head Coach)

🇺🇸 Knightmare (Coach)

 

しかし、それでも勝てず最終戦までの3試合は再び2敗1分。何とか引き分けでptを稼ぎました。そして迎えた最終戦。引き分け以上でなければCL自動降格が確定という状況で相手はmouzでした。mouzがこの試合、ObeyをCLに落とすためにわざと負けたといった話はmouzの記事で触れたのでここでは触れないでおきます。結論から言うとNobleはmouzに6-2で勝利し7位で初のPLシーズンを終え、昇降戦へと進みます。

Nobleは後半戦は1勝4敗2分でした。わざと負けた訳でないにしても、最終戦のmouzは凸なり試験的な作戦を試みてたのは間違ないので実質0勝とも言えます。Obeyがここまで弱くなければ確実にCLに落ちていたと思います。

昇降戦の相手はeGangでした。ただ、この昇降戦の日程は不公平だったと思います。CL1位を決めるCLプレイオフにExGとeGangは出場し、負けた方は続けてNobleと昇降戦を行うといった流れでした。夜9時くらいからBO3を続けて2試合行うのは中々大変だと思います。特にeGangは1試合目のExG戦が延長ばかりだったので、とてつもない集中力が必要でした。結果を言うと、NobleはeGangに勝利しPL残留を決めましたが、非常に接戦でした。おそらく日程がもっと緩ければ負けていた可能性は高いです。NobleはObeyと昇降戦の日程に助けられ超ギリギリPLにしがみついたと言えます。

 

⑸ Nobleから放出、新たなチームへ

PL Season8が終わり、Nobleのロスターはチームから放出されました。

結果が出せなかったので当然だと思います。そこで、Nobleはとうとう新たな選手を加えます。元Rogue/SSGのBryanでした。Bryanの代わりにスタメンを外れるのは誰かは未定です。

Pro League Season9 Roster:

🇺🇸 Yeti (Player)

🇵🇱 Acid (Player)

🇺🇸 breezy (Player)

🇺🇸 Krazy (Player)

🇺🇸 zz (Player)

🇨🇦 Bryan (Player)

🇺🇸 UnrealSG (Head Coach)

🇺🇸 Knightmare (Coach)

 

現在、ロスターは新たなプロチームを探しています。PL Season9開始までに見つかることを期待しますが、Season9序盤にある程度結果を見せないと良いチームから声はかからなそうです。(また、この記事も順次更新します)

 

2. 選手

🇺🇸 Yeti

Y2S4〜

Core→WBG→OMEN→Risky→Noble

チームキャプテン。チームの初期メンバーの1人。Y2S3にWBGでプロリーグに出場するも最下位でCL落ち。PL Season8ではNA内でもトップクラスのスタッツを残した。

 

🇺🇸 breezy

Y3S1途中〜

SoaR→Reckless→bc→Noble

元beastcoastでプレー。Y3S1のCL開始からNobleに所属。

 

🇺🇸 zz

Y3S2〜

Reckless→bc→12Knights→Noble

bcではCLプレイオフまでプレーしていました。昇降戦からRetroと交代。サブとしてNobleに加入しましたがHeavyと交代しスタメンでプレーしています。12KnightsではDHでKrazyと共にNobleと対戦しました。

 

🇵🇱 Acid

Y3S1〜

Risky→Noble

CL予選からチームに所属。基本的に割役、プラント役を担う。

 

🇺🇸 Krazy

Os→WBG→VG→eRa→Obey→12Knights→Noble

Year3からプロリーグに出場。Obeyの初期ロスターでしたが、1シーズンで放出されました。その後12KnightsでDHに出場し、その時対戦したNobleに加入することになりました。

 

🇨🇦 Bryan

Y3S4〜

LunatiK→o→MW→eX→Rogue→SSG→ex-Noble

eXcellence時代は世界ベスト8を獲得。Rogueの3季連続世界ベスト4に貢献した選手の一人です。これまでの経歴を見るとサポートもアタッカーもこなす万能選手です。

 

🇺🇸 Heavy

Y2S4〜Y3S3

チームの初期メンバーです。しかし、PL Season8後半戦途中にスタメンから外れ、Nobleがロスターを放出した際にチームから離れたと思われます。Season8前半戦のEGとの試合で、国境でのドクを使ったロングの撃ち合いが印象的です。

 

🇨🇦 UnrealGS

Y3S3〜

Noble

 UnrealGSの加入でNobleもコーチ2人体制になりました。Noble加入前の経歴は分かりません。

 

🇺🇸 Knightmares

Y3S1〜

Noble

Noble加入前の経歴は分かりませんが、選手としてCL/PLに出ていた情報はありません。

 

🇺🇸 Rampy

Y2S4〜Y3S1

OMEN→Risky→Noble→SSG

 NobleのPL昇格に貢献したプレイヤーです。PL昇格後、すぐにSSGに移籍しました。

 

🇺🇸 Mas

Y3S1

MW→BS→Noble→GOSU

PL Season4にMWでプレー。その後BSに加入し、Nobleの初期ロスターに。しかし、試合に出ることなくチームを去りました。

 

🇺🇸 Spades

Y3S1〜Y3S1途中

Noble→BS→Disrupt

Spadesはサブとして加入しました。Mas同様、試合にはおそらく出ていないと思います。今はBitterSweetを経てDisruptのメンバーとしてCLに出場しています。

 

🇺🇸 Lycan

Y2S4

Astral→Ferocity→OnSlaught→Risky→SSG(コーチ)

Risky GamingとしてInvitational予選に出場。Y3S2からコーチとして活動し始め、現在はSSGのコーチをしています。

 

🇺🇸 Flex

Y2S4

Invitational予選に出場しましたが、その後脱退。この選手の情報はないので分かり次第更新します。

 

3. 戦績

《OMEM Esports時代》

Y2S4

Six Invitational 2018 NA Open Ladder 9位

《Risky Gaming時代》

Six Invitational 2018 NA Final Qualifier ベスト16

《Noble esports時代》

Y3S1

Challenger League Season7 NA 1位

DreamHack Austin 2018 ベスト8

Y3S2

Six Major Paris 2018 NA Qualifier ベスト6

OGA PIT Season1 NA ベスト8

Y3S3

DreamHack Montreal 2018 ベスト8

Pro League Season8 NA 7位

 

4. まとめ

読んで頂きありがとうございました。日本では知名度も人気も全然ないNobleですが、今回の記事を読んで頂いて少し知識が増えたのではないかなと思います。YetiやKrazyなど中々強い選手がいますが、全く結果を出せてないのが現状です。Bryan加入、新チーム所属で新たなスタートとして結果を出して欲しいです。これからに期待します。

 

Twitter: @Cineming

チーム紹介: Rise Nation

f:id:Cineming:20190717164959p:image

今回はRise Nationの紹介です。RiseはCoDなど別タイトルでも有名なチームですね。RiseのロスターはSSGとほぼ同時期にPLに出てきた比較的新しいチームで、前身がmousesportsです。ただ、mouzはSSGと違って日本だと知名度の低い選手が多く、正直あまり人気がありません。特別強いわけでもなくCL落ちするほど弱くないので印象が薄いかもしれませんが、この機会に是非チームの歴史を知って頂ければと思います。では行きます。

1. 経緯

" 元NAの強豪 WeRise "

⑴ 1nFamy加入、PL昇格へ!

Y2S1

Y2S1に1nFamyが結成され、プロリーグ昇格を目指しCLに出場します。

Challenger League Season4 Roster:

🇺🇸 Beastly (Player)

🇺🇸 Vndl (Player)

🇺🇸 Biologic (Player)

🇺🇸 Strate (Player)

🇺🇸 Nfty (Player)

 

1nFamyとして初めての大会はY2S1のCLでした。このCLにはKingLioやTrippen、Helbee、Heavyなどが出場していました。1nFamyはKingLio率いるLion Guard Esportsに敗れはしたもののグループA2位通過でプレイオフへ。プレイオフ決勝ではリベンジを果たし、CL Season4 1位通過でPLに昇格しました。何度も出場しても昇格できないチームが多い中で、初出場なからも1nFamyは昇格となったのです。

 

⑵ Easilyy加入

Y2S2

初のプロリーグ前に1nFamyはStrateの代わりにElevateからEasilyyを獲得します。

Pro League Season5 Roster:

🇺🇸 Beastly (Player)

🇺🇸 Vndl (Player)

🇺🇸 Biologic (Player)

🇺🇸 Nfty (Player)

🇺🇸 Easilyy (Player)

 

PL Season5はVG(Rogue)、Elevate、BitterSweet(SSG)らと同じグループBでした。初戦のElevate戦は完敗、続くBS戦も惜しくも敗れ昇降戦へ。初のプロリーグは厳しい結果となりました。

 

続くPro League Season5 昇降戦の相手はBosco、Krazy率いるOnslaughtでした。1nFamyは EasilyyとVndlが何かしらの理由で出場できなかったため、Neptunezとsneaky という選手が代わりに出場。Onslaught相手に2-0で勝利しPL残留を決めます。

 

⑶ 初の世界大会へ!

Y2S3

初めてのPLはベスト8と厳しい結果でしたが、次シーズンPL残留も決まり再びロスター変更をします。VertcLと昇降戦に代理で出場していたNeptunezが正式にチームに加入し、代わりにBiologicとNftyが脱退します。

Pro League Season6 Roster:

🇺🇸 Beastly (Player)

🇺🇸 Vndl (Player)

🇺🇸 Easilyy (Player)

🇺🇸 Neptunez (Player)

🇺🇸 VertcL (Player)

 

かなり現在のmouzのロスターに近づいてきましたね。新ロスターで迎えたPL Season6はcTm、eRa、F3と強豪揃いのグループAとなりました。しかし、eRaとF3に勝利しグループAを2位通過します。プレイオフへ進んだ1nFamyはグループB1位通過のRogueと当たります。Rogue相手に終始リードし、2-0で勝利。決勝でcTmに敗れはしたものの、初の世界大会の切符を獲得します。

 

世界大会前にこれまでチームに在籍していたものの活動をしていなかったSantaをコーチとします。

Pro League Season6 Finals Roster:

🇺🇸 Beastly (Player)

🇺🇸 Vndl (Player)

🇺🇸 Easilyy (Player)

🇺🇸 Neptunez (Player)

🇺🇸 VertcL (Player)

🇺🇸 Santa (Coach)

 

決勝トーナメント初戦の相手はBlack Dragons(現NiP)でした。この時期のNiPは南米の中でも一番のチームであり、1nFamyにとって格上と言える相手でした。結果は1MAP目は善戦するも下馬評通りの完敗。初の世界大会は初戦敗退、ベスト8で終わります。

 

⑷ Looking For Org

Y2S4

PL Season6 Finals終了後、チームは再度大幅なロスター変更を行います。Neptunezの代わりにMark、コーチのSantaの代わりにmorxzasが加入します。

しかし、EasilyyがKingGeorgeの抜けたRogueに加入したため、Neptunezが再度チームに戻ります。

Six Invitational 2018 Roster:

🇺🇸 Beastly (Player)

🇺🇸 Vndl (Player)

🇺🇸 Neptunez (Player)

🇺🇸 VertcL (Player)

🇺🇸 Mark (Player)

🇩🇪 morxzas (Coach)

 

新体制となったばかりでしたが、Six Invitational 2018予選前にチームは1nFamyを離れ、Bird Universityというチームを結成します。新しいチームを見つけるまでの一時的なチーム名ですね。

Bird University(BU)はInvitational 2018の出場権をまだ持っていなかったため、NA Open Ladderから出場することになります。このOpen LadderはNA全体のチームのうち16位までが決勝へ進めるというものでした。BUは18勝1敗で全体2位通過でNA予選Finalsへ進みます。nA予選決勝では1回戦に勝利するも、続く2回戦

でKrazy、Remorce、元チームメイトNftyが所属するVertical Gamingに敗れベスト8で敗退。Invitational 2018には出場できませんでした。

 

⑸ mousesportsの参入!

Y3S1

Year3に入り、BUのロスターはそのままmousesports(mouz)に買収されます。

mouzにとって初の大会はPL Season7となります。そして、Rogue、SK、CLGとまた強豪揃いのグループBに振り分けられます。下馬評通りRogueに敗れはしたものの、CLGに圧勝しグループ3位、全体ベスト6でシーズンを終えます。

その後DreamHack Austinに出場。mouzはグループ2に振り分けられました。グループ2はCLから昇格したばかりのVitality、beastcoast(現C9)、CLチームのSiNisterとそこまで難しいグループではありませんでした。しかし、格下のSiN、bc両チームに僅差で敗れグループ最下位で敗退。ベスト16という不甲斐ない結果に終わります。

 

Y3S2

mouz加入後、まだまだ結果の出せないチームはMarkを放出し、DreamHackで活躍していたDisrupt GamingのHyperを獲得します。

Pro League Season8 Roster:

🇺🇸 Beastly (Player)

🇺🇸 Vndl (Player)

🇺🇸 Neptunez (Player)

🇺🇸 VertcL (Player)

🇬🇷 Hyper (Player)

🇩🇪 morxzas (Coach)

 

しかし、Hyperを獲得もmouzはまだ結果が出せません。PL Season8前半戦を僅か1勝。1勝3敗3分でObeyと最下位争いをしていました。

 

そんな状況で、Paris Majorの予選に出場することになります。mouzはPLチームのためNA予選ステージ2から出場します。初戦のPOWERHAUSに完勝、2回戦のC9相手に接戦を勝利します。更に3回戦のSSGと準決勝のSKにも2-0で完勝。mouz加入後、初めて勝ち星を並べることが出来ました。しかし、決勝の相手はObey。ルーザーズ上がりで勢いがあったこともあり0-3で大敗してしまいます。あと1勝でParis出場というところでした。

 

⑹ CLGからEngland加入!

Paris予選の後にロスター変更のないままOGA PIT Season1に出場するも、1勝も出来ずベスト6で敗退(不戦勝で1勝)。Paris前にNeptunezがチームから離れることを決意しました。

Neptunez脱退後Parisが終わり約1ヶ月間、新たなメンバーが決まりませんでした。そしてDreamHack Montreal前にようやくEnglandの加入が発表されます。EnglandはDreamHack前に行われたUS NationalにStand-inでmouzに一時加入していました。ですので何となく予想はされていた発表でした。

DreamHack Montreal 2018 Roster:

🇺🇸 Beastly (Player)

🇺🇸 Vnal (Player)

🇺🇸 VertcL (Player)

🇬🇷 Hyper (Player)

🇺🇸 England (Player)

🇩🇪 morxzas (Coach)

 

ロスターで迎えたDreamHack MontrealはRogue、Chaosらと同じグループDでした。まず初戦のChaosに2-0で敗れます。しかし、カナダチームのKoReに勝利し、Chaosとの再戦でリベンジを果たし決勝トーナメントへ進みます。しかし、決勝トーナメント初戦でC9に2-0で敗れベスト8敗退となりました。この大会はC9が無敗で優勝しました。

 

Y3S3

DreamHackが終わりPL Season8 後半戦が始まります。前半戦は僅か1勝で苦戦しましたが、EGに勝利するなど4勝2敗1分と盛り返し19ptで5位でシーズンを終えます。ちなみに、最終戦にすでに5位が決定していたmouzはPL残留争いをしていたNobleにわざと負けたと疑われていました。Englandが元チームメイトのSkysを嫌ってるからNobleに勝たせて、ObeyをCL落ちさせる〜と言った言われようでした。たしかにNoble戦は凸プレイがあったり、前大会とはロールを変えたりと疑惑はありましたが、VertcL本人から否定のツイートが出されたため事態は収まりました。

まあmouzからしたら消化試合ですし新しいことを試すのは当然だと思います。

mouzはInvitational 2019の出場権をまだ持っていないため、Invitational NA予選に出場すると思います。もしかしたら、11月の終わりに開催されるDreamHack Winterに出場するかもしれません。Y2S3以来の世界大会出場となるのでしょうか。

 

2. 選手

🇺🇸 Beastly

Y2S1〜

1nF→BU→mouz

チームキャプテン。1nFの創設メンバー。攻撃ではサポート職、防衛ではパルスやバンディットでの籠り、ポイント守りが多いです。

 

🇺🇸 Vandal

Y2S1〜

1nF→BU→mouz

1nFの創設メンバーでありBeastlyと並んでチームでは古参。バックメインでサブアタッカー、Beastly、Englandと同じ籠り、ポイント守りが多いです。ちなみにWillkeyと同じ子持ちのお父さんです。

 

🇺🇸 VertcL

Y2S3〜

eX→SoaR→1nF→BU→mouz

チームのメインアタッカー、防衛では基本的に遊撃を任されています。主なオペレーターとしてはIQやヴィジル、パルスが多いです。

 

🇬🇷 Hyper

Y3S2〜

Disrupt→mouz

 Vertclと二人でメインアタッカー、遊撃をすることが多いです。元DisruptのメンバーとしてDreamHack Austinに出場。EGに勝利し一気に注目された選手の一人です。その際の活躍を買われmouzに加入し、mouzでも結果を残しています。

 

🇺🇸 England

Y3S3〜

eX→Elevate→CLG→mouz

割り役、プラント役。Season8後半戦に限って言えばプラント数は12でNAダントツトップ、それでもチーム内キル数2位と優秀な選手。Elevate時代には世界2位を獲得。CLGでは結果を出せなかったものの非常に優秀な選手の一人です。防衛は籠り職メインです。元XboxプレイヤーでSkys、LaXInGらと同じチームでした。

 

🇩🇪 morxzas

Y2S4〜

PD→1nF→BU→mouz

PD時代からコーチであり、選手としての経歴はありません。Y2S4からチームに加入しました。

 

🇺🇸 Neptunez

Y2S2〜Y2S

1nF→BU→mouz→eGang

1nF時代からmouzの初期までチームに所属していました。現在はElephant GangというチームでCLに出場しています。Neptunezといえばアッシュです。

 

🇺🇸 Mark

Y2S2〜Y3S2途中

1nF→BU→mouz→eGang→C9

1nF時代から所属していましたがチームから放出され、Elephant Gangの初期メンバーとしてCLに出場しました。しかし、Y3S2の途中にC9に加入しました。

 

🇺🇸 Easilyy

Y2S2

Elevate→1nF→BU→Rogue

Elevate時代には世界2位、1nFでは決勝トーナメント進出、Rogueでは世界4位と所属したどのチームでも結果を出してる選手です。

 

🇺🇸 Biologic

Y2S1〜Y2S2

1nF→ExG

1nF初期メンバー。現在はExcelerate GamingのIGLとしてCLで戦っています。

 

🇺🇸 Nfty

Y2S1〜Y2S2

1nF→VG

1nFの初期メンバー。1nF脱退後、Vertical Gamingに所属しInvitational 2018予選でBUと対戦しました。現在は未所属。

 

🇺🇸 Strata

Y2S1

1nF

PL昇格に貢献したもののPL出場前に僅か1シーズンでチームを離れました。現在は未所属、チームを探しています。

 

🇺🇸 Santa

Y2S1〜Y2S3

Ferocity→BS→1nF

元BiteerSweetで1nF設立の際に加入も、大会に出場することはありませんでした。しかし、Y2S3にコーチに転向し世界大会に出ました。現在はチームを探しているみたいです。

 

3. 戦績

《1nFamy時代》

Y2S1

Challenger League Season4 NA1位

Y2S2

Pro League Season5 NA ベスト8

Y2S3

Pro League Season6 NA 2位

Pro League Season6 Finals ベスト8

 

《Bird University》

Y2S4

Six Invitational 2018 NA Open Ladder 2位

Six Invitational 2018 NA Qualifier ベスト8

 

《mousesports時代》

Y3S1

Pro League Season7 NA ベスト6

DreamHack Austin 2018 ベスト16

Y3S2

Six Major Paris 2018 Qualifier Stage2 NA 2位

OGA PIT Season1 NA ベスト6

Y3S3

DreamHack Montreal 2018 ベスト8

Pro League Season8 NA 5位

 

4. まとめ

ここまで読んで頂きありがとうございました!正直、日本ではあまり知名度も人気もないmouzですがEG、Rogue以外で言えばPL Finalsに出場した最後のチームです。最近はあまり結果が出ていませんが、Hyper・England加入で持ち直してきてると思います。ロスターも固まりつつありますし、これからに期待です。

 

Twitter: @Cineming