Cineming's Blog

R6Sのe-Sportsに関する記事を書きます。書いた記事も定期的に情報を更新し、より見やすくなるよう工夫していきます。

チーム紹介: Evil Geniuses

f:id:Cineming:20190717154118p:image

今回はEvil Geniuses (EG)を紹介していきます。今回からは現役プロリーグチームを主に紹介していく事になります。EGは歴史が長いチームなので、この記事は1万文字以上あり超長いです。ただ、EGの歴史を全て辿るとなると、こればかりは仕方ないのでお時間ある時に少しずつ読んで下さい🙇‍♂️では行きます!

1. チームの歴史

"NA唯一の世界王者"

⑴ Biggty Boo Bop時代

Y1S3

EGのスタートはBiggity Boo Bop (B3)というチームです。B3については前記事の「チーム紹介:Team Orbit」でも少し触れましたが、Team Orbitが二つに分裂した片方のチームですね。Team Orbit分裂までの流れはそちらを読んで下さい。

Orbitを抜けたCanadianとYungは

・nvK

Y1S1にKingdom eSportsのメンバーとしてNA3位を獲得。 S2はプロリーグ不出場。

・Necrox

Y1S1にMythic eSportsでCanadianのチームメイトとしてNA4位を獲得。 S2はプロリーグ不出場。

・Retro

それまでプロリーグ不出場。(現在はC9)

の3人を迎え入れBiggity Boo Bopというチームを作り、プロリーグ シーズン2予選から始動します。プロリーグ シーズン2予選とはシーズン2に開催される、シーズン3出場をかけた予選の事です。このプロリーグ予選の大会形式は各シーズンによって大きく変わるので説明を省きます。

Pro League Season3 Roster:

🇨🇦 Canadian (Player)

🇺🇸 nvK (Player)

🇺🇸 Yung (Player)

🇺🇸 Necrox (Player)

🇺🇸 Retro (Player)

 

このロスターがEGの歴史を一番遡った時のロスターです。B3は初陣である、シーズン2予選を見事優勝で通過!

プロリーグシーズン3の出場権を得ます。その後シーズン3途中にContinuum (cTm)に買収されます。

 

⑵ 世界王者 Continuum!

ということで、シーズン3の途中にロスター全員がそのままcTmに移籍することになりました。買収後勢いに乗ったcTm、プロリーグシーズン3NA予選を全7試合無敗の3勝4分、2位通過で決勝トーナメント進出を決めます!

 

そして、決勝トーナメント初戦はGifu。Canadian、YungはOrbit時代から3シーズン連続で決勝トーナメントの初戦がGifuという事ですね笑 もしかしたら、お互い因縁の相手だったかもしれません。この試合は非常に接戦の試合となりますが、cTmが勝利し決勝進出を決めます!

 

決勝の相手はPlaying Ducks(PDucks)。今はもう解散したチームですが、この時のメンバーは凄い豪華ですので、ついでに紹介します。(名前の後は現在所属チーム)

・meepeY :Team Secret(キャプテン)

・Elemzje :Team Secret

Panix :PENTA Sports(キャプテン)

・ENEMY :PENTA Sports

・z1ronic :プロリーグ公式アナリスト

の5名です。今もなおEUのトップで戦っている選手ばかりですよね。

 

そんなPDucksを相手にEGは、今までで一番苦戦します。各MAP、各ラウンド接戦ばかりで見てるこっちも疲れます笑 特に最終MAPの銀行は最後の最後までどっちが勝つか分かりません。この銀行は僕の一番好きな試合です。長過ぎてしまうため、詳細はまた別の記事で書きますね。結果的にcTmは超接戦を勝ち続け、優勝を手にします。これはNA初めての世界王者の誕生でした!

 

⑶ 二度目の世界一へ

Y1S4

世界王者となったcTmはY1S4に開催されるSix Invitational 2017の出場権を得ます。この大会の前にKingGeorgeが加入します。特にネット上に情報が無いため、あくまで僕の予想ですが、おそらくRetroが何らかの理由で大会に出場できなくなったため、その代役にKingGeorgeが加入することになったのだと思います。現に、KingGeorge加入後もRetroはサブとしてチームに残っています。

Six Invitational 2017 Roster:

🇨🇦 Canadian (Player)

🇺🇸 nvK (Player)

🇺🇸 Yung (Player)

🇺🇸 Necrox (Player)

🇺🇸 KingGeorge (Player)

🇺🇸 Retro (Sub)

 

cTmは前シーズン優勝したため、Six Invitational 2017ではシード権を獲得、準決勝からのスタートとなります。初戦はLATAM代表のSantos Dexterity。gohaN、Astro、cameram4nが所属しているチームで、今のFaZeの前身チームと言えます。cTmは接戦の末、勝利し決勝進出。

 

勝戦の相手はNA予選を勝ち抜いたeRa Eternity!eRaはOrbitが分裂したもう片方のチームが、最終的に行き着いたチームです。ですのでロスターは以下の通りです。名前の後ろは現在の所属チームです。

・Kanine: eGang

・Snake_Nade: 元Obeyコーチ

・Avian: eGang

・Slashug: Rogue

・Ecl9pse: Rogue

JarvisがEcl9pseに変わったくらいであまり変更はありませんね。

Year1のNAを見ると、シーズン1、シーズン2はOrbit一強。シーズン3、シーズン4はOrbit分裂後の2チームの2強。つまり、Orbitが完全に支配してたとも言えますね笑 そして、LATAM、APACのチームが初参加し本当の世界最強を決めるこの大会で、その元チームメイトとの試合が決勝戦!ワクワクしますね!

話は戻りまして、決勝ですが、1MAP目はeRaが取ります。しかし、2MAP目、3MAP目をcTmが連取しcTmの二大会連続の世界一が決まります!

 

⑷ 王者の陥落

Y2S1

2シーズン連続で世界一となったcTm。Year2に突入し、Retroが復帰するためKingGeorgeがSubとなります。SubとなったKingGeorgeは出場機会を求めてeRa Eternityに移籍してしまいます。

 

しかし、またまた何らかの理由でRetroが大会に出場出来なかなったのか、eRaからSlashugがcTmに加入します。この辺のRetroに関する情報があまりありません😅

Y2S1 Pro League Season4 Roster:

🇨🇦 Canadian (Player)

🇺🇸 nvK (Player)

🇺🇸 Yung (Player)

🇺🇸 Necrox (Player)

🇺🇸 Slashug (Player)

 

しかし、このRoster変更が仇となったのか、ここからcTmの転落が始まります。プロリーグシーズン4初戦Elevate相手に勝利するも、続くOminous戦、グループ2位決定戦のElevateとの再戦に敗れ、初のグループ予選敗退を喫します。その後、プロリーグシーズン1NA予選に出場し1位を勝ち取ったため、シーズン2の出場権は死者します。しかし、世界王者がグループ敗退したのは事実...。

 

⑸ 泥沼のContinuum

Y2S2

この王者陥落により、Pro Leagueシーズン5 (Y2S2)前にcTmは大幅なRoster変更をすることになります。まず、SlashugがOminousへ移籍し、続けてcTmはOminousからJarvisとBCを獲得します。その後、チーム結成当初から貢献したYungもVertical Gamingへ移籍してしまいます。この辺りはSlashug、Yung自ら抜けたのか、cTm側からチーム改革をしようとしたのかは分かりません。

Pro League Season5 Roster:

🇨🇦 Canadian (Player)

🇺🇸 nvK (Player)

🇺🇸 Necrox (Player)

🇨🇦 Jarvis (Player)

🇺🇸 BC (Player)

 

Jarvisは前シーズンでOminousのメンバーとしてcTmを倒していますが、攻撃ではアタッカー的役割、防衛では特にパルスが得意で遊撃がメインの選手でありました。要はCanadianやnvKと役割が被っています。そんなJarvisをcTmは割役で使うことになりますが、勿論そう上手くはいかずこのシーズンも苦戦することになります。

初戦のeXcellence(FoxA、Bryan、MahMan、Geoo、Gurmy)に負け、CL上がりのOMENには何とか勝つものの、2位決定戦でFlipSid3(現SK)に敗れまたもやグループ敗退。2シーズン連続世界一のチームが、2シーズン連続でグループ敗退ということです。cTm結成後初めての不調期であり、元OrbitがNAを支配した時代が完全に終わったことを意味します。

 

⑹ 復活の鍵

Y2S3

二度のグループ敗退という結果になり、cTmはJarvisを放出しYungを戻すことを決めます。そして、この不調期を脱した一番の理由はBKNのコーチとしての加入だと言われています。BKNはY2S1ではOminousのメンバーとして、Jarvis、BCらとプロリーグに出場しNA4位。その後、Y2S2はPENTAのコーチとして優勝に導いています。cTmは以下のロスターでプロリーグシーズン6に挑みます!

Pro League Season 6 Roster:

🇨🇦 Canadian (Player)

🇺🇸 nvK (Player)

🇺🇸 Yung (Player)

🇺🇸 Necrox (Player)

🇺🇸 BC (Player)

🇺🇸 BKN (Coach)

 

新生cTmは初戦に前シーズンで敗れたF3を下し、2戦目の1nFamyにも勝利!グループA1位としてNA プレイオフに進出。グループB2位のMostWanted、決勝で1nFamyを再度倒し、NA1位通過で決勝トーナメントへ進みます!NA全勝、2シーズンぶりの決勝トーナメント進出と完全復活を遂げました。

 

⑺ 大手Evil Geniusesへ移籍!

完全復活したcTmはPLシーズン6決勝トーナメント前にEvil Geniusesに買収され、メンバー全員がそのまま移籍することになります。Yungが戻ってきたのもありますが、やっぱりBKNよ加入が大きかったと思います。

3シーズンぶりの決勝トーナメント、1回戦はENCEです。Gifu/ENCE多いな😅 この大会はENCEが優勝し、Kantoが一気に注目されるようになった大会です。何が言いたいかと言いますと、ENCEが強かった...。この試合では、オレゴン地下でSHA77E(カピタオ)が1v3クラッチをしたのを覚えてる方も多いのではないでしょうか。cTmは最終ラウンドまで持ち込みますが惜しくも敗退。ベスト8でシーズンを終えます。

 

Y2S4

PLシーズン6でNA1位だったEGは次シーズンに行われる、Six Invitational 2018の出場権を得ます。Six Invitational 2018は計16チームが出場するプロリーグ史上最大規模のオフライン大会でした。強さ別に4グループに割り振られたのですが、PENTAと同じグループに分けられました。これによってEGとPENTAは初めて戦うことになります。

 

⑻ PENTAとの死闘!

グループステージ初戦の1UP(現Mock-it)に勝利し、PENTAと戦うことになります。NAの王者EGとEUの王者PENTA。この試合は誰もが見たかった試合だと思います。1MAP目はあっさり敗れるも、2MAP目の銀行で勝利。勝負は最終ラウンドへと持ち込みますが、PENTA得意の国境で敗北。ここはPENTAに軍配が上がります。しかし、EGは1UPとの再戦に勝ちグループ2位で決勝トーナメント進出を果たします。

 

決勝トーナメント1回戦はFaZe。前身チームを含めると、1年前のInvitational 2017以来の対戦です。ここは1年前と同様に勝利。準決勝へと駒を進めます。準決勝はRogue戦。この時のRogueはSlashug、Ecl9pse、Avianが所属していたため、これまた1年前のInvitational 2017の決勝戦vs eRaのリマッチのような形となります。このRogue戦は本当に接戦でした。EGは第1MAPを落とし、第2MAPのクラブハウスは5-5までもつれ込みます。あと1ラウンド取られたらEGは敗退。残り50秒4v4という状況で設置されてしまいます。しかし、CanadianとnvKの連続キルで形成逆転!本当に残り時間僅かで何とか解除に成功し勝利します。EGはこの勢いのままRogueに勝利し、決勝PENTAとの再戦に臨みます。NA開催にも関わらず会場がEGコールばかりで、Slashugが怒ってたのも印象的です。是非見てください。

Rogue戦後のCanadianの代名詞とも言える雄叫び(笑)

 

決勝のPENTA戦。リベンジマッチです。第1MAPはEGが好調だったクラブハウス。ここを取り先制。続く第2MAPはEG得意なオレゴン。しかし、前大会のENCE戦からオレゴンではミスが目立ち、以来勝っていませんでした。しかし、決勝にして接戦をものにし勝利!あと1MAP取れば優勝!誰もが勝ちを確信したと思います。しかし、王者PENTAはそんな簡単に負けません。続く第3、第4MAPを簡単に取り返しすぐに同点に追いつきます。そして最終MAP海岸線。完全に勢いを失ったEG、一気にマッチポイントの1-4まで押されます。しかし、第6ラウンドはNecroxが1v2クラッチ!ここで会場は一気にEGムード!続いてラウンドを取り3-4!あと1ラウンドで同点!という第8ラウンドでCanadianがリスキル成功!4-4!冗談抜きに見てる時涙が出ました😭(朝6時くらいでした笑) でもこれ以上流れに乗らせないのが王者の力です。延長ラウンド、EGは善戦するもあと一歩届かず。世界2位という一番悔しい結果に終わります。しかし、今大会でPENTAから1MAPでも取ったのはEGだけでした。本当にあと1歩です。

 

⑼ 宿敵PENTAにリベンジへ

Y3S1

Year2が終わりYear3に入ります。不調を乗り越え、NAのトップの座を奪還したEG。プロリーグシーズン7はRonin(現SiNister)、SSG、SK相手に1MAPも取られず決勝トーナメントを決めます。NA1位決定戦は消化試合のような雰囲気でRogueに敗れ、2位通過となります。(Canadianが死体撃ち&屈伸したりnvKが、ライオン起動中に高速屈伸したりなど😅) 決勝トーナメントは各地域の1位通過とその別地域の2位通過が初戦で当たる仕組みなのですが、くじの結果まさかの初戦でPENTAとの再戦が早くも決まります。EGは前シーズンに続き、また得意オレゴンでPENTAから先制します。が、やはりそう簡単にはいかず、銀行、国境と立て続けに敗れ決勝トーナメント初戦で敗退。世界ベスト8位という結果に終わります。しかし、NA2位通過したことで次シーズンに行われるSix Major Paris 2018の出場権を獲得しました。

 

Y3S2

Paris前にEGは第一回DHであるDreamHack Austin 2018、新たに始まった各地域でのオンライン大会OGA PIT Season1に出場。DHAustinは2位、OGA Season1は優勝とParis前に結果を残し、準備万端でParisに備えます。

そして迎えたSix Major Paris 2018。グループステージをEM(現mantis)に無敗、DreamHackで敗れたMillenium相手にも完封勝利。決勝トーナメントへと進みます。決勝トーナメントは初戦NiP。NiPと戦うのはこれが初めてでした。第2MAPを落とすも無事勝利、続く準決勝のRogue戦も危なげなく勝ち決勝へ。決勝は3シーズン連続となるG2戦(PENTAから移籍)!しかし、G2は更に進化していました。前シーズンはKantoが急遽加入だったものの、今大会はG2こそ準備万端でチームが仕上がっていました。結果は0-3。圧倒的な力で、一度も惜しいなんて思えない試合でした。

 

⑽ 約1年ぶりのロスター変更

Y3S3

EGのメンバーはプロリーグシーズン8後半戦開始前にBKNを放出する事を決断します。

 

そしてPlayerの変更も続けて行います。Necroxをコーチへ変更し、RogueのGeooが加入。このロスターで第3回DreamHackに出場します。

DreamHack Montreal Roster:

🇨🇦 Canadian (Player)

🇺🇸 nvK (Player)

🇺🇸 Yung (Player)

🇺🇸 BC (Player)

🇲🇽 Geoo (Player)

🇺🇸 Necrox (Coach)

 

ロスター変更したばかりということもあり、まだまだ完成度は低かったこともあり、決勝トーナメント初戦でRogueに敗れ、ベスト8という結果に終わります。

そして、シーズン8後半戦途中にBCが競技シーンから退くという理由でチームを去ります。BCの代わりにNecroxがもう一度選手としてロスター入りする事になります。(BKN放出でNecroxコーチは疑問だったのでそこは良かったです😓)また、Parisの際にEG専属カメラマンを務めていたPeterがManagerとして加入しました。

 

cTm時代、不調期から復活したのは間違いなくBKNとBCが居たからこそです。この二人は本当にEGに貢献してくれました。BCのBack、Miraのプレイは世界トップですね。また競技シーンで見れたらと思います。BKNはムードメーカーの印象しかありませんが、コーチとして優秀なのは間違いありません。Manager兼任になったばかりで放出は本当に意外でした。SKでも応援してます!

また、DisruptのGotchaがコーチとして加入しました!GotchaはDGのメンバーとしてCLで戦っている最中に移籍となります。しかし、Gotchaはコーチとしての経歴が無いためこれが吉と出るか凶と出るかは分かりません。

New Pro League Season8 Roster:

🇨🇦 Canadian (Player)

🇺🇸 nvK (Player)

🇺🇸 Yung (Player)

🇺🇸 Necrox (Player)

🇲🇽 Geoo (Player)

🇺🇸 Gotcha (Coach)

🇺🇸 Peter (Manager)

 

これが現在のRosterです。Geooは過去在籍したチームを見ると常に強豪チームにいます。つまり、スキルを買われてるということですね!もちろんGeooは優秀なのですが、BCとはまた違ったプレイスタイルの選手です。

PL Season8後半戦をEGは5勝1敗1分。シーズンの序盤は中々上位に食い込めなかったEGでしたが、後半戦に入り連勝に次ぐ連勝で見事に1位通過!PL Season8 Finals、Invitational 2019の出場権を獲得しました。特に新加入のGeooが大活躍!NA唯一のKPR(1ラウンドの平均キル数)が1.00越え!毎ラウンド1キルはしているという計算になりますね。後半戦に限って言えばNAのMVP選手だと思います。

 

(11) Fnaticに惨敗、nvK 大スランプ

cTmを建て直したBC、BKNの二人がチームを去り、Geoo、Gotchという新たなメンバーを迎え始めたの世界大会へ出場します。これまでY2S3から二度G2に破れ世界2位を獲得したEGは今度こそ世界一奪還を狙います。PL Season8 Finalsの初戦はAPAC2位通過のFNATIC。初めて戦う事となりました。しかしFNATICのキャプテンMagnetが大会直前で盲腸の治療のため出れないことが判明。代わりに出場したのがコーチのDizzleでした。MagnetはキャプテンでありIGLでありムードメーカーでもあり、名実共にチームの中心選手です。誰しもがEGの圧勝を予想しました。

 

しかし、結果はFNCのストレート勝利。選手達が浮き足立ってるというか、ボム間開通しない等初歩的なミスが目立ちました。Canadianが何とか雰囲気を変えようと奮闘していたように見えましたがズルズルと点差をつけられそのまま敗退。

特にnvKは計19ラウンドで僅か3キル。これまで長く不調でしたがとうとう、大舞台で大きく結果として出てしまいました。この結果に対してEGはアメリカのトップチームなだけありnvKへ多くの非難が飛びました。考えたくはなかったけれどもこの時は、僕もnvKが放出される可能性もあるんじゃと怖かったです。しかし、そんな中でY1S3から2年間同じチームで戦ってきた盟友Canadianがこの一言。

Canadian「Nate(nvKのあだ名)は史上最高」

最終的にEGはロスター変更を行わず次シーズンに臨むことを決めます。FNCに負けたのもnvKのスランだけが理由ではありませんし、CanadianとnvKはもはや一心同体。ここまで来たら恐らくどちらかが抜けるなら二人とも移籍すると思います。

 

Y3S4

Season8 Finalsが終わり、EGにとって最初の大会はUS Nationalsでした。USNはPLチーム/CLチーム問わず予選から勝ち登ったアメリカの強者だけが集う賞金総額500万円の大規模オフライン大会です。EGはメキシコ人のGeooがまたアメリカに入国出来ず、コーチのGotchaが代わりに出場します。トランプのせいです。

EGの初戦の相手はOrgless(元Noble esports)でした。第1MAPを取られますがその後続けて取り返し逆転勝利。約1月ぶり、久しぶりの公式戦でしたがnvKは合計31キル!キルシーンこそあまり映りませんでしたがフラグトップでした。この試合はCanadianの1v2クラッチがあったのでどうぞ。

二回戦の相手はCloud9。ここもまた第3MAPへもつれ込む接戦でした。LaXInGが鬼の強さを発揮しましたが何とか勝利。決勝へ進みます。決勝の相手はやはりRogueRogueはVertcL加入後初の大会でしたが順調に勝ち進んでいました。何だかんだこの2チームが決勝に残ります。ただRogueが強かった。第2MAP途中まで完全にRogueが圧倒してました。しかしEGが2-5から5点連取し逆転!最終MAPへ進みます。EGは今大会3試合続けて最終MAPまでやってますね。しかし、第3MAPはRogueが圧倒し準優勝で終わります。Geooが出場しなかったため、フルメンバーだったらどうなるのか楽しみですね。

 

さて、延期続きのPro League Season9 NAは日本時間2019年1月10日からと発表されました。Season8は不本意に終わったEG、今シーズンは立て直せるでしょうか。(また更新します!!)

 

2. 選手

🇨🇦 Canadian

《所属チーム》

Y1S1: Mythic

Y1S2: Orbit

Y1S3: B3 / cTm

Y1S4〜Y2S2: cTm

Y2S3: cTm / EG

Y2S4〜Y3S4: EG

《経歴/特徴》

チーム設立時からキャプテン。一時期を除いてIGLも担っています。オペレーターとしては特にパルスが得意。試合中、大声で叫ぶことを頻繁にネタにされてます🤣

 

🇺🇸 nvK

《所属チーム》

Y1S1: Kingdom

Y1S2: 不明

Y1S3: B3 / cTm

Y1S4〜Y2S2: cTm

Y2S3: cTm / EG

Y2S4〜Y3S4: EG

《経歴/特徴》

Year1〜Year3途中にかけてメインフラッガー。特に得意なオペレーターはイェーガー、ドク。背が高くイケメンでいつも長袖を着ています。

 

🇺🇸 Necrox

《所属チーム》

Y1S1: Mythic

Y1S2: 不明

Y1S3: B3 / cTm

Y1S4〜Y2S2: cTm

Y2S3: cTm / EG

Y2S4〜Y3S2: EG

Y3S3: EG (Coach)→(Player)

Y3S4: EG

《経歴/特徴》

スモークメインの選手。ただ、最近の試合を見るとイェーガーやヴィジルなどでの動き回るプレイが多くなり、こちらでの活躍が目立ちます。攻撃側では割役が多め。ただクラブハウスや海岸線など特定のMAPではグラズなどサブアタッカー的なプレイも見られます。中東系の顔立ちです。

 

🇺🇸 Yung

《所属チーム》

Y1S1〜Y1S2: Orbit

Y1S3: B3 / cTm

Y1S4〜Y2S1: cTm

Y2S2: VG / Rogue

Y2S3: cTm / EG

Y2S4〜Y3S4: EG

《経歴/特徴》

ブラックビアードや盾オペレーターは殆どYungが行ってます。防衛側は遊撃、籠り問わず行います。僕個人の意見としては防衛側はYungがスモーク、ミラを使い籠り、Necroxがイェーガーを使うべきかなと思います。

 

🇲🇽 Geoo

《所属チーム》

"Xbox One"

Y1S1: InstincT

Y2S2〜Y2S4: 不明

"PC"

Y2S1: Elevate

Y2S2: eXcellence

Y2S3: Elevate

Y2S4: CLG

Y3S1〜Y3S2: Rogue

Y3S3〜Y3S4: EG

《経歴/特徴》

これまで常にNAの強豪チームに所属している選手です。EGに加入後のスタッツはかなり高く、フラッガー/遊撃タイプの選手です。

______________________________________

🇺🇸 Gotcha

《所属チーム》

Y2S4: Regime

Y3S1: Orgless

Y3S2: BitterSweet / Disrupt

Y3S3: Disrupt / EG (Coach)

Y3S4: EG (Coach)

《経歴/特徴》

Y3S3途中まではDisruptのメンバーとしてCLで戦いました。Y3S3途中からEGにコーチとして加入。コーチとしての経歴はそれまでありませんでした。

 

🇺🇸 Peter

《所属チーム》

Y3S3: EG (Manager)

《経歴/特徴》

ParisでEGの専属カメラマンとしてオフライン大会に同行。その後、Paris終了と同時にチームのカメラマン兼マネージャーとなりました。

 

🇺🇸 Exec

《所属チーム》

Y1S1: Astral Authority

Y3S1: CLG (Coach)

《経歴/特徴》

Continuum設立者。PL Season1にAstral Authorityのメンバーとして出場。選手としてはcTmを設立したのもありそれ以降出場していません。また、CLGが全然勝てなくなり建て直しの為にコーチとして呼ばれたものの、結果を出せず1シーズンで放出されました。

 

3. 戦績

《Continuum》

Y1S3

Pro League Season3 NA 2位

Pro League Season3 Finals 1位

Y1S4

Six Invitational 2017 Finals 1位

Y2S1

Pro League Season4 NA ベスト6

Y2S2

Pro League Season5 NA ベスト6

Y2S3

Pro League Season6 NA 1位

《Evil Geniuses》

Y2S4

Six Invitational 2018 Finals 2位

Y3S1

Pro League Season7 NA 2位

Pro League Season7 Finals ベスト8

Y3S2

DreamHack Austin 2018 2位

OGA PIT Season1 NA 1位

Six Major Paris 2018 Finals 2位

Y3S3

DreamHack Montreal 2018 ベスト8

Pro League Season8 NA 1位

Pro League Season8 Finals ベスト8

Y3S4

United States Nationals 2018 2位

 

4. まとめ

最後まで読んで頂きありがとうございます。とてつもなく長くなってしまいすみません。EGの歴史を最初から全て振り返ってみました。過去には全盛期や不調期など色んな時期がありました。少しでもEGについて新しい発見があれば嬉しいです。

 

Cineming (@Cineming)